女子必見!美容とダイエットに良い昆虫食のススメ。
こんにちは辻野です。今日は個人プロジェクトで進めている。昆虫食の啓蒙活動についていろいろわかって来たことが出てきたので、ここで少しだけ発信したいと思います。
昆虫食は、今後人々に必要不可欠なものになってくると信じています。 FAOが提唱しているように、食糧危機が起こった際に、 重要なたんぱく源として注目されています。しかし現状では需要と供給が共に低いため供給先がまだまだ安定できていない状況となっており、今からの啓蒙活動が必要だと感じています。
Dotbugsプロジェクト立ち上げ
数年前から構想は練っていたのですが、なかなか手をつけられず温めていたプロジェクトをついに先月からDotbugsという名のプロジェクトを立ち上げて、広く昆虫について知見を広めて、コミュニティーへの参加や企業や団体、一般の人たちへの啓蒙を行い、日常的に昆虫が食卓に並び、人類の重要なたんぱく源として昆虫食を一般の人々がストレスなく摂取できるように 創意工夫をして広めて行きたいと考えています。
この創意工夫という部分が我々の持っているデザインやブランディング、マーケティングの知見を結集して貢献していこうという考えです。まずは気持ちの悪い昆虫をどーやって人の関心をひき一般化していくのか?長い道のりですが心躍ります。
有効成分や食感、味、もしかしたら健康に良かったり美容に良かったり、皮膚に塗るだけで効果が出ることもあるかも知れません。
そこでまずは見識者の意見を聴いてみようといろいろな昆虫食にまつわるスペシャリスト達に、メールで問い合わせをして見ると意外と反応が良く、何人かの方にお話を聞くことができましたので、まずはここで知見の共有をしてみんさん昆虫食を広めたいと思います。
昆虫料理研究家、内山昭一さんのお話
その方は人当たりの良いおじさんで、我々のビデオ会議のヒアリングに快く参加していただきました。内山さんは昆虫料理研究会の主宰をされていて、研究者でいらっしゃって、昆虫食イベントなどを20年以上続けてきておられる第一人者の方でした。彼もまた昆虫食の重要性を皆に啓蒙したいと考えている方の1人でそこでお聞きした内容は非常に興味深いものでした。
全般的に昆虫食の良さとしては高タンパク低カロリー、不飽和脂肪酸による抗酸化作用が有り食物繊維(特に外骨格がある虫)が豊富で、毒性に関してもキノコよりは安全安心、あとは個別の昆虫の種類によって昆虫の食べるものや生態系によって様々な効能が期待されます。しかしまだ未開の部分か多く日々研究がなされている状況となっています。
内山さんは我々に昆虫食の食べ方やどのような昆虫が美味しいのか。供給元の現状や世の中の認知の状況などを詳しく教えてくださいました。昆虫は近くにいる虫を捕まえて、加熱調理すれば基本的には食べれると言ったことも驚きでしたが、中でも面白かったのは昆虫が種類によって味が違うということで、こんな面白い味があるよ教えてくれました。
・たがめサイダー:オスを呼ぶフェロモンが梨のような香り
・桜毛虫茶:桜の葉っぱを食べる毛虫桜の香りを凝縮した香り、糞を使ったお茶がおいしい。
・蚕の糞:肥満防止、落ち着くお茶になっている
・カミキリムシ:マグロのトロの味で美味しい。しかしなかなか数が取れないので昔高級珍味として食べられていた。
・セミ:幼虫がおいしい。鳥の大好物のようです。
・イナゴ:昔から佃煮とかでよく食べられている。耕作放棄地が向いてて養殖に向いているので供給しやすそうな昆虫食。
内山さんは最後にご自身の開かれているイベントに招待してくださったり、監修されているレストランを紹介してくださいました。
内山さんのホームページ https://insectcuisine.jp/
内山さん監修のレストラン 米とサーカス https://shibuya.parco.jp/shop/detail/?cd=025860
少し未来の話になりますが今後国が認可すれば、昆虫食が普通にスーパーに並ぶようになるようで、そーなったらみんなの関心がぐっと高まって昆虫食ブームなんてものもくるかもしれませんね。
山口大学教授 井内准さんの話
次にお話を聞けたのは井内さんでした。井内さんは昆虫の有効成分を研究実験、実証をされている方で、成分に関する非常に興味深いお話を聞くことができました。
痩せるかどうかという研究:
マウスに2か月以上トノサマバッタを与えたところ、体重の減少が見られた。コオロギでも試したが、中性脂肪は減ったものの、体重に変化はなかった。成分が分かったとしても昆虫独自の成分でない場合がある。
ご自身でも毎日の食事の1品を昆虫食に変えることでダイエットに成功した話や昆虫を家畜の肥料として加えることで体重の減少が見られたことなども教えていただきました。
どーやら研究が進むと昆虫食はダイエット効果をもたらす食品として、啓蒙して行くこともできそうなイメージを持つことができました。
その他にも美容に効きそうなアンチエイジングの効果を持つ成分やカニやエビの外骨格キトサンの成分が多いのでお通じなどに良いなど、聞いていけばたくさん女性に嬉しい効果が盛り沢山な食材といった印象を持ちました。
スポーツをされる方などにも高タンパク低カロリーなのでプロテインに非常に向いている食材としても注目がされているようでした。
たくさんの可能性を秘めた昆虫食をデザインの力で食わず嫌いからの解放と、良いイメージで新しい食事の選択肢として一般化されるように、啓蒙と供給と食育に関わってこれからもこのプロジェクトを進めていこうと思います。