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紅葉と落ち葉
今年は異例の暑さで紅葉が遅いですね。
私は紅葉を見ていると非常に物悲しくなる時があります。
色づいている時は注目され、スマホを向けられたりする。
「綺麗」なんて言葉も言われ、時には夜にライトアップされる紅葉。
しかし、木から落ちると一転、落ち葉として扱われ紅葉しては注目されにくくなります。
この落差は凄いですね。
人は「求めているものしか見ない」特性があります。
自分たちの求めている基準に達していないと、同じものであっても全く別のものとして捉えてしまうものです。
落ち葉だって、土との一体化を感じさせてくれたり鮮やかなカーペットの様にもなるのに。
もし、例えるならば
内装もとても綺麗、清潔感溢れるイタリアンのお店があります。
そこで、提供される料理は華やかで大変美味しいと評判です。
一方、お世辞にも綺麗と言えない内装と清潔感を感じられないイタリアンのお店。
でも、提供される料理の見栄えと質は全く同じ。
不思議なことに評価はガラッと変わります。
紅葉だけでなく、世間では過小評価されてるものが多いのかもしれません。