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すべての日本人!どうかこれを読んでください!対岸の家事のお話

みなさまいかがお過ごしでしょうか?
えいでございます。
「From Daddy to Buddy」
目指せ!育児のエンタメ化

その為に必要な情報発信をする為にこのブログを続けております。


本日は朱野帰子さんの「対岸の家事」のお話をしようと思います。

私はこの本を読んで育児の価値観がアップデートされました。

この本をきっかけに、
自分の育児に対する考えを改め「時差出勤」という行動に繋げました。

Voicyなどのパーソナリティとしても有名な澤円さんがおっしゃっていましたが、

良い本の定義は、
「モノの見え方」を変えてくれる本。

「対岸の家事」はまさにそのような本でした。
一冊の本をきっかけに人の行動を変えるってすごいですよね。



この本は没入感がすごくて、登場人物それぞれの悩みだったり、不安がものすごくリアルに描かれていました。

とてもリアルなので、
私の妻も同じように考えているんだろうな。
だとしたらものすごく辛かっただろうなぁなど感じました。

あまりにもリアルで、共感性が高かったので思わず筆者の朱野帰子さんにX(旧Twitter)でいろいろ聞いてしまいました。

「この作品をどうやって思いついたのですか?」
「実体験なのですか?それともインタビューされたのですか?」

など(笑)
本当素人臭い質問なのですが、
なんとご丁寧に返信してくださり、
すっかりファンになってしまいました。

結論から言うと、
この本は創作は一部あるけど、ほとんどが実体験なのだそうです。
この本を読むと、既視感というか、共感ものすごくすると思います。


ここからは作中の共感セリフをピックアップしました。

会社から見たらお前はしょっちゅう休んでいることになる。子供から見たら母親をしょっちゅう休んでいることになる。

対岸の家事 99頁

いや本当にこれすごいわかるな…。
職場の人は何も言ってこないけど、視線でこのセリフを感じる事がものすごくあります。
家に帰ってどんだけフル稼働してたとしても、会社の人からしたら「休んでる」になるんだろうなと思うとしんどいですよね。


お子さまと一緒にお過ごしの方はぜひ一度読んでみていただきたいです。

子供は両親が仲良くしているのを見るのが好きだ。

対岸の家事 188頁

これは本当にその通りです。
実際夫婦で喧嘩していると、お子さんの機嫌もすこぶる悪くなるなんて経験、みなさんあるんじゃないでしゃうか?
この考えが頭にあると、パートナーとは仲良くしていた方が子どものためと、遠回りかもしれませんがパートナーの事も大切にできますよね。

家事が重労働だという認識が社会全体でシェアされていないのだ。少子化が深刻だと騒ぎながら、自分にその負担が及ぶとなると他人事と決めこむ輩も多い。

対岸の家事 192頁

「自分にその負担が及ぶとなると他人事と決めこむ輩も多い」

いやーすごい。わかりみが深すぎて何も言えなかった。きれいに言語化されててなんかショックでした。

結局はみんな自分の事しか考えていない。

これがわかってしまうとけっこうショックですよね。

可愛いと言われ続けて育った虎朗は、娘の苺にも可愛いと言う。自然とそうなるのだ。でも、その逆もるのだろう。

対岸の家事 292頁

これもその通り!!!!
私自身、母親から人に優しくされたら必ず「ありがとう」と言いなさいとものすごく言われていた為、人にお礼を言うというのが染みついているのですが、息子もよく人に「ありがとう」と言っています。
あまり自覚はなかったのですが、この台詞を読んで改めて実感しました。

ただ、逆パターンもあって、
最近保育園で「は?」という言葉が流行っていました。2歳児クラスですよ?
そんな言葉どこで覚えるんだろうと思っていたのですが、きっとどこかの家庭では「は?」という言葉が当たり前に使われているんだろうなと思うと少し悲しくなりました。

「だって仕事なんてその気になれば後で挽回できるもの。でも家族はそうじゃない」

対岸の家事 326頁

樹里のセリフですが、これを逆に認識してる人って多いですよね。
家庭はいつまでも不変的に存在し続けるもの。
そんな風に錯覚してる人って多い。

いやいや、家庭より優先するものがこの世にあるのか?

そんな風に思います。

「やっぱり主婦はむいてない。私は会社で働くのが楽しいの。あの子たちには楽しそうな母親の背中を見せていたい」

対岸の家事 341頁

これは我が家と同じパターン!
両親が楽しく過ごしている姿を息子に見せる為に、夫婦で毎日を楽しく暮らしています。
お金とか、なんだとかそんなの関係なくて、とにかく両親が楽しそうに、仲良く暮らしている姿が子ども達にとっては一番の幸せですよね。

「私がここで引いたら、この子達が大きくなっても、仕事と家事の両立は無理なゲームのままかもしれない。もっと孤独になってるかも。今引いちゃだめなんだって思った」

対岸の家事 342頁

「家事労働をする人みんなで、この業界を育てていかなきゃいけないんだよ」

対岸の家事 346頁

これらセリフは、今の私のモチベーションの一つです。

絶対にこの国の育児業界を変えないといけない!

これはいま日本で育児をしている人なら全員が間違いなくそう思うはずです。
絶対におかしい事が多い。でもみんなそこを「変えられない」とお利口さんになって、我慢しているのが良くない。本当に良くない。
いきなり国全体で変えるのは無理。
でも会社一つ、部署一つ、グループ一つぐらいは変えられるんじゃないでしょうか?
そしてその一つひとつが積み重なれば日本の育児業界は絶対にもっと良くなると思います。

そして、今の日本の育児業界がおかしい。
そう思ったんなら、

そう思った人が行動する「責任」があると思ってます。

居酒屋で愚痴ったって、学生時代の友人に愚痴ったって、職場の同僚に愚痴ったってなんにも変わりません。
「行動」でしか変えられません。
そしてその考えというのは、今まさに現役で育児をしている我々にしか気づけないんです。
気づいたのなら行動する責任があるはず!!


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
この本は本当に全日本人に読んでほしいです。
えいでございました。

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