執着しない生き方、3歳の息子から学んだ“まあいいか”の魔法
3歳の息子に教わった「まあいいか」
最近、3歳の息子の口癖が「まあいいか」です。どこで覚えたのか、何かあるたびに「まあいいか」とつぶやく姿がなんとも愛おしい。
例えばこんな場面です。
• お絵かき中に「オレンジのクレヨンがない」と気づいたとき。
• 食事のとき「今日トマトが食べたかったのに」とつぶやいたとき。
• 今日はお母さんとお風呂に入りたかったのに、お父さんと入ることになったとき。
そんなときでも息子は決まって、「まあいいか」と笑顔で言うんです。そのたびに、私は思わずクスッと笑ってしまいます。
「まあいいか」は家庭の言葉だった?
よくよく考えてみると、この「まあいいか」という言葉、私たち夫婦が無意識に使っているのかもしれません。子どもは親の真似をしますからね。でも、子どもの口からその言葉を聞くたびに、「ああ、これって実は素敵な言葉だな」と気づかされました。
執着しないということ
「まあいいか」という言葉には、何事にも執着しない心が含まれているように思います。もちろん、何でも適当でいい、という意味ではありません。むしろ、大切なのはバランスです。
子どもがオレンジのクレヨンをなくしたことに執着するよりも、目の前にある他の色を楽しむことを選ぶ。食卓にトマトがなかったら、その代わりにあるものを味わう。そして、今日はお父さんとお風呂に入る楽しみを見つける。
そんなふうに、一つのことに固執せず「まあいいか」と気持ちを切り替える姿勢は、大人が忘れがちな「心の余裕」そのものだと思います。
私たちに必要な「まあいいか」の精神
大人になると、どうしても完璧を求めたり、計画通りに進まないことにイライラしたりしてしまいます。でも、そんなときに「まあいいか」とつぶやいてみるだけで、不思議と心が軽くなりませんか?
例えば、仕事で小さなミスをしてしまったとき。誰かの態度にイラっとしてしまったとき。すべてを抱え込むのではなく、「まあいいか」と手放してみると、意外と物事はそれほど深刻ではなかったりします。
息子に教えられたこと
3歳の息子は、自分が「まあいいか」と言うことで状況を受け入れ、次の楽しみに目を向ける術をすでに身につけているようです。その姿を見て、私自身も学びました。
どんな状況でも「まあいいか」と軽く受け流すことで、執着やストレスを手放し、人生をもっと気楽に楽しめる気がします。息子の口癖を、私も少し真似してみようと思いました。
最後に
皆さんも、何か上手くいかないことがあったら、一度「まあいいか」とつぶやいてみてください。もしかすると、それだけで心がふっと軽くなるかもしれません。そして、小さな幸せや楽しみを見つけられる余裕が生まれるかもしれません。
息子に教わったこの言葉、あなたの生活にも取り入れてみてはいかがでしょうか?