子どもが教えてくれる『ありがとう』の本当の意味
ある日、息子と一緒にお台場に遊びに行きました。りんかい線で東京テレポート駅に向かっている途中、息子が「そろそろ駅着く?」と聞いてきたので、「うん、次が東京テレポート駅だから降りるよ」と答えると、彼が「りんかい線ありがとう!!」と言ったのです。その言葉に、私は思わず心が温まりました。
「電車に乗せてもらっていることにありがとうと言う」──私は、その時ふと、自分がこの感覚を忘れていたことに気づかされました。普段、移動手段として電車に乗ることは、当たり前のように感じてしまっていたけれど、息子にとっては「電車に乗せてもらっている」という純粋な感謝の気持ちがそこにあったのです。そう思うと、普段何気なく利用していることが、実はとてもありがたいことなのだと改めて感じました。
この感謝の心は、電車だけでなく、さまざまな場面で息子の行動として表れます。物を渡せば必ず「ありがとう」と言ってくれるし、こちらが「ありがとう」と伝えれば、必ず「どういたしまして」と返してくれます。私たち大人は、忙しい日常に追われる中で、このような小さな「ありがとう」を忘れていないでしょうか。どれほどの大人が、息子のように当たり前に感謝を表現できるのでしょうか?
思い返せば、子どもの頃は「ありがとう」や「どういたしまして」が当たり前だったような気がします。少しずつ大人になるにつれて、感謝の言葉を口にすることが少なくなり、日常のあらゆることが「当たり前」になってしまったのかもしれません。けれども、こうして息子と一緒にいると、その当たり前をもう一度振り返り、感謝することの大切さを学ぶことができます。
忙しい日々の中で、「ありがとう」をちゃんと言えているのか──この問いを、自分自身に投げかけてみてください。いつから感謝の気持ちが薄れてしまったのか、私たちは少し立ち止まって考える必要があるのかもしれません。
息子が「ありがとう」を言うたびに、私もまた素直に「ありがとう」と伝えることの意味を噛み締めています。そして、感謝を言葉にして伝えることで、周りとの関係がより温かいものになるのだと感じます。
皆さんはどうでしょうか?最後に、自分に問いたいことがあります。
あなたは今日、誰かに「ありがとう」とちゃんと言えましたか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
えいでございました。
W.I.N.S.
(Work, Inspire, Nurture, Succeed)
パパママが家庭でも職場でも自分らしく成功に向かって前進する事を応援しています。