生後4ヶ月のキジトラ猫姉妹を拾った話(最終話)
ご無沙汰でございます。
姉妹の父猫をTNRしてからあっという間に季節が変わって6月になりました。姉妹も推定1歳を迎えました。
TNRが恐怖だったのか全く姿を見せなくなったお父さんでしたが、4月の半ば頃にまるっと太った姿で私の目の前をゆっくりと横切っていきました。まぁまぁな暮らしをしてるようでよかったです(笑)
臆病なチチ、ストーカーになる
最近のチチの写真をドバっと流すので見てください。
プーアルと並んでおやつをおねだり(狙ってるのはシュークリーム)
もうどちらがチチかわからないほどそっくりだけど、前のめりな方がチチ。
「おやつ」を覚えて、おねだりに出てきたり
わざとご飯を用意せずにソファーでスマホをいじっていたら、ソファーの上でご飯待ち。腹時計に正確なチチはご飯コールのニャーが激しいです。
それでもご飯をくれないのなら、家事をする私の後ろをついて歩いて「ごはん、ごはんごはんごはんごはーーーーーん」
リビングに姉妹だけになったら、二人でソファーでお昼寝。
完璧な家猫でしょう!?!?
でも、全然触れません。ご飯以外の時は常にソファーの下の住人だし、犬とも上手く行かないので追われたり引っ掻いたり。
自分は触られたくないくせに、ソファーの下からちょいっと手を出して人の足を引っ掻いてちょっかいだしてきたり。かわいいかよ。。。
完璧な家猫でしょう!?!?
触られたくないのは性格の問題として、人が近寄っても警戒せずに必要な時(爪切りとワクチン)は抱っこができれば、、、という希望はありますが、ちゅーるを見せてもヒゲ1本も動かさなかったチチがここまで変わったのすごい変化じゃないでしょうか。
私の言うことはよく理解していて「早くご飯食べなさい!!ぷーに取られる!」って言うと急いで出てきてご飯を食べたり、「そっち行ったらダメよ!」ととめるとUターンしてソファー下に戻ります。
チチもプーアルも2匹揃ってうちの子に
チチの変化は、白血病のワクチンを投与して室内フリーにしたことが大きいです。逆にプーアルにご飯をとられるからケージの扉を締めると、低い声で唸って鳴いて怒ってソファーの下に逃げ込みます。
ケージにずっと閉じ込められてたことがトラウマらしい。。。
もう随分前からチチの里親募集は放ったらかしにしていて、私の中で一つの覚悟ができるかを考えていました。
それは「チチに万が一白血病が感染しても、後悔しないでいられるか」ということ。
もちろんワクチンは打つ。でも、二匹を完全に隔離して過ごさせることはできない環境の中、姉妹が仲良く過ごしていることを最優先にして後悔しないか、ここがとっても重要。
考えに考え、覚悟のようなものができたので、今回の記事を最終話としてチチとプーアル揃って家族に迎えたことを報告します。
この覚悟の中には、チチが健康体で1歳を迎えるため、ワクチンの摂取で100%ではないにしろリスクは低くなるだろうという予測と、プーアルの白血病検査陽性反応の出方から、あまり病気の勢いは強くないのではという希望的観測が含まれています。
そんなくらいしか根拠となるモノないです!半分開き直り!
神様はそんなに意地悪じゃないと思いたいけど、意地悪かもしれないし。考え出すとキリがないので、今仲良くしてる二人の「いま」を大事にします。
相容れない犬と猫
どう頑張っても仲良く慣れそうにない犬と猫。
2:1で猫は高いところに上がれるので、犬のほうが負け気味ですが。。。プーアルはわたしに甘えたいのに犬が立ちはだかるしで、なんだかんだ五分五分かな?と見守っています。
致命的に仲が悪いかというと、オヤツがほしい時は互いに休戦して3匹並んでおやつにしか興味がないし、取り合いせず順番が守れるし、長い目で見たら良い距離感を掴んだ関係になってくれるのでは???と思います。
最後に
19ノートに及ぶ拾った姉妹猫の話、最後まで読んでくださった方、途中プーアルのためにクラウドファンディングで応援してくださった方、本当に本当にありがとうございます。
今後は、何を思ったかうちの敷地内でくつろぐようになったという目撃情報が上がっている母猫とおぼしき猫のTNRを始め、わたしの目の前に現れるすべての猫をTNRしていくつもりです。
もはや猫にとったらわたしは通り魔か切り裂きジャックですね(笑)
たとえ目の前にどんなかわいそうな猫が現れても、もう保護して家に迎えることは出来ません。月齢が進んでいたら懐きにくいこともチチから学びました。外の暮らしが過酷なことはプーアルが教えてくれました。
だから、目の前の猫たちを1代限りの地域猫にしていく。不幸な命は増やさないが基本。
幸いというか本当は「無責任に」と言うべきなのですが、ご飯をくれる人は近隣にたくさんいて、雨で濡れたダンボールの中や地面にお魚の形をしたキャットフードを見かけます。
どなたかは知らないけど、わたしが避妊・去勢担当で分業しましょう。このnoteにはチチとプーアルの近況やTNRの記録を残していきます。またしばらくお付き合いくださいませ。
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