Hot Sun Cool Session!(佐野元春&The HoboKing Band)
Now&Here #36
Smoke&Blue 2024
佐野元春&The HoboKing Band
2024年9月23日(月)祝日
ビルボード横浜 初日 第2部
晴れ時々曇り
やっと暑さも収まり
秋の季節が来てくれた感じ。
神奈中バスで本町4丁目まで。
馬車道のディスクユニオンでゆっくりと
フィジカルレコードジャケット鑑賞
夕方6時を過ぎるともう辺りは暗い。
2022年から2年ぶりです。
今回もカジュアルセンターエリアで
ビールをちびちびやりながら
楽しく揺れる事が出来ました。
ここはとても居心地がいい。
佐野さん関連じゃなくてもふらっと
訪れたいところです。
セッションが始まるまでの間
2階席から佐野元春が大好きなみんなが
思い思いに楽しそうに飲んだり
食事を楽しんで過ごしてるのを
ステージに並ぶ楽器や機材と共に
ぼんやりと眺めていました。
熱帯雨林を泳ぎ疲れたヒトビトを
静かにうねるジャングルビートが
会場を包みこむ。
強烈な暑さの夏とZeppTourで
コヨーテバンドから受けた
魂の火照りをそっと冷ます。
アルバム「自由の岸辺」
”HAPPY END“からはじまった!
続く選曲は
アルバム「月と専制君主」と「自由の岸辺」を
軸にアルバム「The BARN」から
"7日じゃたりない” “ドクター”
アルバム「The SUN」から
"希望” "観覧車の夜”
Dr.KYONと佐橋佳幸さんの
プロジェクトDarjeelingから"流浪中”
アルバム「Visitors」から“Come Shining”
そしてLive Smoke&Blueの
テーマソングと紹介された
”トーキョー・シック"
2012年から続くLIVE Smoke&Blueの集大成
しなやかな素材,奥深いルーツサウンド
生音の響き,通じ合うアイコンタクト
それぞれの楽器と佐野さんを含む
プレイヤーから直接響く音の手触り、
奏でる指さばき,音さばきを
じっくりリラックスして
楽しむことが出ました。
どの曲も心に響きますが
今年で20周年を迎えた
アルバム「THE SUN」からの
“希望”
一見普通に見える男の、
さり気ないスケッチが
Dr.KYONのグランドピアノ、
佐野さんのアコギ、
全体のアンサンブルによって
とても鮮やかでいて立体的に
奏でられたサウンドは
ささくれだった日々の錆びつきそうで
うつむきがちな心に
ささやかだけど確かな力の源を
描いてくれていた気がしました。
1部と2部、会場 によって
セットリストは変わり
余裕のある人はいくつかの
Sessionを楽しむことが出来る
仕様になってるようでした。
風の行方を見極めながら過ごす日々
水は絶えずよどみなく流れて行く。
この世界の成れの果てと
佐野元春の情熱が生み出す
夢と愛とグルーヴを見届けるために、
なかなか手強い
この"生活という うすのろ”と
格闘しながら、生き延びていくすべを
どうにかして拾い集めて、
コツコツと乗り越えられたら
いいなと思う。
どうもありがとう。
Moto&The HoboKingBand
この素敵なアンサンブルが、
またこの横浜の会場で
さらに自由に羽ばたくことを
心待ちにしています!
(title image is 神奈川県立歴史博物館)