大切なことを思い出した
物事がなかなかうまくいかないので、ずっとふてくされている。
人生は正弦波みたいなものだから、今はマイナスところにいるように感じられても、いずれまたプラスの方にいくだろう。わかってはいるものの、沈んでいるときはなかなか辛い。どうしても考えがネガティブな方に向かい、これではいけないと何とかしてポジティブにと考えてみるが、結局それもうまくいっていない。
この気分の沈み込みは、もしかすると来たるべく更年期かもしれないと思ってみたりする。しかし、経験者の話や記事など読んでみると、私の心身はそれには当てはまらないようだ。
こんな状態でいるので、大切な思い出をすっかり忘れていた。
2018年10月25日木曜日。
カバー写真はその時に撮ったある小さな神社である。
その日とてつもない幸運に恵まれた。何があったかはあえて伏せておく。しかし、私の一生の中でも忘れられない1日だった。満月の月明かりが美しい夜でもあった。
銀座の某所に向かうために通った銀座1丁目の路地裏の、建物と建物の間にすっぽりと入った小さな神社だ。面積にしたら1畳くらいではないかと思うほど小さな神社だ。そこに神社があることに気づいたのは、多分Google マップで行き先へのルートを確認していた時だったと思う。
その日から何度かその神社に立ち寄っている。ある日、その神社に到着したときに先着がいた。水商売のお姉さんだった。彼女は、出勤日には必ず立ち寄って祈っているという。何気なく挨拶を交わした後、彼女は言った。
神社では自分のお願いをしてはいけないんです。世界平和と日本の繁栄を祈るものなんですよ。
そんなことすら忘れていた今日この頃である。
人生には良いことがあれば悪いこともある、悪いこともあれば良いこともあり、その繰り返しの中に私たちは生きている。しかし、悪いことが続くと、つい自分の望みばかりを神に祈ってしまう。そういえば、世界や日本の状況に心を痛めたり憤ったりすることはあっても、その改善を願うことを忘れていた。
銀座へのルート変えたため、ここ何年もその神社に寄ることはなくなってしまったが、もしこの次天気が良ければ、そのルートを通り、神社に立ち寄ってみようかと思う。
きっとこの運のなさは次の幸運への準備期間だ。それに、全く忘れていたことをふと思い出したということは、それ自体が幸運の兆しのような気もしている。だから、自分のことは運に任せ、あのお姉さんのように世界平和と日本の繁栄を祈ろう。
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