10年後の記憶力
母はわりと人の話を遮って自分が言いたいことを一気に話す。時々、人の話をちゃんと最後まで聞くようにとたしなめるが、しばらくするとやはりまた遮って話す。若い時はこうではなかったような気がする。
何か思い浮かんだら早いうちに言わないと忘れてしまうからだそうだ。わからないわけではないが、これもひとつの老化現象かもしれないなと思ってみたりする。
度々、メールやSNSアプリ内のDMをもらう。
私は読んだら可能な限りその場で返信してしまう。あとで返信しようなどとすると、忘れてしまうのだ。たぶん、やたら返信が早い人か、相当暇な人と思われているに違いない。
とは言っても、その場で返信できない場合もあるから、返信できるようなタイミングまでメールをもらったことを覚えておかなければならない。実は忘れないかどうか、内心冷や冷やしている。
返信しなければならないことをメモしておけば良いのに、そういう几帳面なことはサボるから、何かの作業をしたり、雑務や用事を済ませている間、気が気ではなく、常にそのことが頭の中でモヤモヤと存在していることになる。
ここ2~3日のそういうことがあったので、本当は返信のタイミングをもう少し後にずらしても良かったのだが、先程片づけてしまった。
はぁ、スッキリした。
記憶力が同年代の人に比べて酷く劣っているとは思わないが、記憶力は落ちたように思う。スマホを開いて「はて、何をするんだっけ」は通常運転、Googleの検索画面を開いて「はて」となるのもいつも通り、人やモノの名前も出にくくなった。そのくせ、自分が関心のあることはすぐに出てくる。たとえば、誰かが「こういう香りが好きなんだけど」と言えば、ああ、それならこの香水ねと言えるし、映画やミュージカルで私が観た範囲であればストーリーや諸々の情報も言える。関心が薄い事柄については、どうやら脳に保存されにくくなっている気がしてくる。都合の悪いことなんかもすぐに忘れる。
まだ仕事もしているし、noteに書き物したり、何らかの作品を創っているうちはマシかもしれないが、10年後はどうなっていることやら…
10年後の私のために、いろいろとメモしておいた方が良いような気がしている。
メモしたことを覚えていれば…の話だが。
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