きれいでいたいと思う私
ブリーチとカラーで傷みきった髪をカットしに行った。
私の髪は細く、波状にうねっていて、柔らかい。それだけ聞くとヨーロッパ系女性の髪ようだ。実際、生まれたての頃、私のクルクル巻いた髪と色白の肌を見た人から「ハーフ(当時は「相の子」と言ったそうだ)なの?」と言われたそうだ。(ちなみに顔は平たい顔族そのものだ)
また、子供の頃は、周囲の大人の女性たちからこぞって「将来パーマかけなくていいから羨ましいわ」と散々言われた。
ところがこれはマウンティングにも何もならない。
本人にとってはよりによって何でこんな髪に!?という日々の連続である。
学校での宿泊を伴う行事や、合宿は、他の子より30分は早く起きなければならないし、ドライヤーもものすごく時間がかかる。洗いっぱなしでいるなんて地獄の沙汰だ。
自分の髪の扱いにくさには閉口してしまうが、ストレートアイロンなどという素晴らしいものが出てから、だいぶマシになった。
ブリーチで色が抜けた髪を4cm程切る。ケバケバした部分が少しずつ減っていく。前回ブリーチをしてから、もう10cm近く伸びて、カラメル多めのプリンになっているので、このまま髪を休ませてあげようと思う。
そして今回は少し値の張るトリートメントをお願いした。
仕上がった髪はしっとりツルツルである。
会いたい人がいる。
ちょっとマシな自分になっていたい。
多少髪がきれいになったからと言って何がどうというわけではない。
ただ、ちゃんとお手入れしている私でいたいだけだ。
少し前からスキンケアに美容液も取り入れている。
もう一度書くが、何がどうというわけではない。
なのに、きれいでいたいと思う私がいる。
なんていうことを思いながら美容院をあとにした。
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