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そうだ、美味しいものを食べよう

今年は本当に外出の運がないみたいだ。
今週行ってみようと思っていたところを車椅子でも行けるかどうか改めて確認すると、エレベーターも階段もないそうだ。建物は3階建て。ほぼ1階で用が足りるとは思うが、しっかりお金を取っておいて行かれないフロアがあるなんて癪だと思い、そこには行かないことにした。近くにおいしいローストビーフのお店があり、もう一度行きたかったが、その場所はやめにした。


その代わりになるところを探しているが、パッと浮かばない。今月はかなりケチをしなければならないからだ。来月の香水のイベント、再来月は私の誕生日、そしてその次はクリスマス。昨今の物価高でなかなか欲しいものが買えなくなっている中で、何とか気分が上がるものを買おうとしているので、今月はかなり財布の紐も締めている。できるだけ安く、しかしそれなりに充実した1日をどう過ごせるか、場所選びに奮闘している。


車椅子での外出は以前より楽にはなったが、場所選びはなかなか面倒だ。お手洗いは近くにあるか、エレベーターはあるか、駅から遠いのか近いのか、天気によって予定変更があり得る場所か…etc
それに移動には迂回をしたり、エレベーターを乗り継いだりしなければならないことも多く、移動することそのものに時間がかかるため、できるだけ効率的に、合理的に移動できるようなルートと1日のプランを計画する。

外出の中で最も不安なのはお手洗いだ。今ではほとんどの駅に車椅子で入れるお手洗いがあるが、私が若い時はあまりなかったのでその点では随分と助かっている。ただ私の場合はヘルパーさん2名にも一緒に入っていただくため3人分のスペースが必要で、昔の作りだったり、場所柄だったりで車椅子用とは書かれていても入れないお手洗いもある。だから結局は行ってみないとわからないことが多い。


それはそれとして、元々行こうとしていた例の場所、エレベーターもスロープもない建物だと行く前にわかっただけでもラッキーだ。ネットでかなりのことが事前に調べられるのはとても助かる。
もちろん、今の時代にバリアフリーではない施設に対しては憤りを感じてはいる。しかし、ほぼ個人邸のようなところでバリアフリーを望むのも酷な気がするし実際難しいのだろう。本来ならば合理的配慮の範疇での代替手段を検討していただくべきであるが、今回は私自身がそこまでして行こうとは思っておらず、またそれによって嫌な思いをすることも避けたかった。

何のコマーシャルだったか、人が思ったことは実現するというテーマのCMでに「車椅子でどこへでも行ける世界」というフレーズが使われた。
行こうと思えば、どこへでも行けるじゃないかと当時思っていたが、令和になってもまだまだいけないところは多い。


さて、こんなところでウロウロしている場合ではない。早速条件を満たす場所を探している。行きたかったところに行けない分、おいしいものを食べたい。しかもケチケチたびに合わせてできるだけお値段も抑えたい。
そんなわがままを神様は聞いてくださるだろうか。

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