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「引き寄せの法則」の本質


いわゆる「引き寄せの法則」は
「自我の願い」を叶えたい人が惹かれる傾向があると思います。

それが、「悪い」ってことじゃありません。



でもね、「本当に叶えたい願い」って「それ」じゃないのです。

にもかかわらず、それを叶える「必要」もあると思います。



自我の願いを満たすことも

ある種の癒しとなるので

大事なのです。



けれど それすらも

人生の「次の章」の伏線となっていて


実際に叶って満たされると

うれしいのはいっときだけ。



「自我の願いをどんなに追いかけても

決して満たされることはないのだ」

ということを、

自我は身をもって知るときがくるし


それは「必要」があって起こっているのです。



そこで一種の「絶望」に達しないと、

「次の扉」が開かないからです。



程度の差こそあれ、

変容の道(魂のめざめ)へ進むかたは

それを受け入れる段階を必ず通過すると思います。



そしてこれが、
自我が最終的にハンドルを明けわたす理由の一つになります。



自我の願いがすべて満たされると

今度はぼんやりとした欠乏感がおそってきます。


それは実は、
慢性的な欠乏感が表面化してきたってことでもあるのですね。


何かが足りない、でもそれが何かがわからない…


物質的なものが満たされているのに

どうして…?


人によっては
どこにも出口がないような閉塞感を感じるかもしれません。



わたしも10年ぐらい前に

当時の自我が願っていたこと すべてが叶って、


はたから見たら

すべて満たされて、すごく幸せな状況なはずなのに



心のなかが、空っぽな、空虚な感じがして


心が死んでいくような、苦しさがおそってきました。



それは、

魂/ハイヤーセルフのニーズではなく

自我を満たすための願い(不安からの願い)ばかりを叶えようとして

ほんとうに自分が求めているものを
みようとしていなかったことからくる虚しさ、


魂/ハイヤーセルフと自我が離れているサインなのだとわかりました。

(それが感情的には絶望や空虚感として感じられるということです)



これを解決するには

魂/ハイヤーセルフに従って生きる以外にないのだと

直観しました。



まだ今のように
スピリチュアルやこころのことも
いろいろわからなかったので


そんな、魂のことなんて…


話したら、おかしくなったと思われてしまう…



と、自我はとってもとっても怖くて



誰にも相談することができず


そもそも誰に相談したらいいかもわからず


それでも毎日を生きなければならないと思って

「こなすべきタスク」をこなしているうちに


だんだんと 鬱っぽくなっていき

生きている意味がわからなくなっていきました。



こんなに幸せな状況なのに…


幸せに感じられないなんて申し訳なくて言えない…



魂/ハイヤーセルフに従うとなると

「そこから離れる」ということが必要だということも

同時にわかって(感じて)いたので



それがまた、

本当にこわくてこわくて…


人生で一番怖かったかもしれない。。



自我が幸せだと信じているものが手に入ると

今度はそれに執着してしまうし

たいていそれは子どもの頃に満たされなかったことを満たすこと
(不足を感じた自我を満たすためのもの)

だったりするので


「握りしてめていたもの」を手放すことは

とても恐怖をともないます。



「でも 本当にわたしに大事なのはどっち??」


「死ぬときに後悔するのはどっち??」


と自分に問うたときに

答えは決まっていました。


そしてその答えは、変えることができないと思いました。


だって、そのままでいたら

どんどん心が死んでいくだけというのが

もう、自我のわたしでも わかっていたから。



魂って本来冒険好きなんですよ〜😂


自我がどうであれ

魂は冒険したくてウズウズするんです。。


そもそも冒険が好きではなかったら
地球に生まれていないからね😂


「本当は冒険好きな自分」に降参するしかないです(笑)


それで実は「本当の引き寄せ」っていうのが
「こっち」なんです。


「魂の自分」が、

すごく大きなレベル、

高い視点、

もっと壮大かつ包括的なところから

「その状況」を引き寄せているのです。笑


分離を放てば分離を体験し

統合を放てば統合を体験します。


自分が出したものを体験しているだけです。



この地球において


自我(三次元的思考=恐れや不安ベースの自我)が放つエネルギーは分離で、


魂が放つエネルギーは統合です。


これが引き寄せの法則(共振共鳴の原理)を通してあらわれているに過ぎないのです。




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