HipHopヘッズに色々思うことがあるHipHopヘッズ、GPPです
おはよう
この前のメール出してくれた?
え?!まだなの?!
早く出して…期日があるんだからさ…
あ!あと○○の申し込み済ませてある?
え?!まだなの?!
早くやっちゃって…期日があるんだからさ…
はい いつもこんなことを上司に言われているGPPですけど…なにか?
本当に締め切りや期日が決まってる系の仕事に対してだらしなくて僕、困っちゃってます
それ比べてこの音楽ブログは締め切りがなくて勝手気ままに書けるから最高だよな
中までチョコたっぷりだよなぁ…ぐらい最高
って、そんなことはどうでも良いんですよ
どうでも良くないことと言えば…最近の寒さね
ここ数日、マジで寒くないですか?
寒いとさ…何するにしてもやる気が起きないのよ
寒いとキングサーモンも釣りにいきたくないし…
寒いと新作落語も書きたくないし…
寒いとタンゴも踊りたくないし…
寒いとフリップ芸のネタ見せも行きたくないし…
寒いと…ん?寒くてもやらないことばかりだろ?
な、なんだって?! そーだよ、その通り
キングサーモンなんか日本じゃ釣れねえよ
俺のブログなんて書いてあること、全部嘘だよ
適当に適当なこと書いてるだけですからね
あ、え…さ、さすがにそれはマズいか
じょ、情報は正確なはずです
あとさ、もう一つどうでも良くないことがあるじゃん? なんだと思う?
あー、店員にタメ口のヤツね…
"ご飯セット頼んだんだけど、まだなの?"
的なね まだなの?じゃねえよ
まだですか?だろーが 分かるよ、分かる
それもどうでも良くはないんだけど…
俺が今回書きたいのはコッチです!
題して「HipHopヘッズに色々思うことがあるHipHopヘッズ、GPPです」
さてさて 今回も面倒くさそーだね、俺
では、いってみヨーカード!
【Heads(ヘッズ)とは】
まずはこのヘッズの意味を説明しておきたい
僕の解釈としてヘッズは何かに夢中になっているヤツだと捉えています
まあ、主にHipHopの世界で使われる言葉なのでHipHopが大好きな人でも良いっちゃ良いけど
他のエンタメ等でも○○ヘッズと言う言葉が広まっているところから考えるに1つのカテゴリを愛している人たちと言う方向性でまとめた方が良さそう
んで、このヘッズってのはいつの時代でも存在していて、そのシーンの盛り上がりを象徴している
今回は私が同志とも言えるその"HipHopヘッズ"とやらにフォーカスを当てていきたい
と言うのも最近のHipHopヘッズに色々思うことがある って俺も最近の人間だから何とも言えないが…
そこは目を瞑ってください
まあまあ…それをまとめてみたので次を読んで
ガチョーン
その1・HipHop以外の音楽も聴いてみませんか?
まあ、これは提案です 強制じゃなくて
どんなことでも人に強制・強要は出来ないからね
まず何が言いたいのかって話ですが…
僕の同世代にしろ年下にしろHipHopを愛し過ぎるが故なのかHipHop以外のことが盲目になっているのか分からないが他のジャンルの音楽を聴かない、又は蔑ろにしている人が多い傾向にある てか、多い
最初に言い切りたいのはHipHopの醍醐味としてサンプリングと言う手法があると言うこと これです
皆んなが聴きまくっているHipHopのビートの約6割ぐらいは既存曲を切ったり貼ったりとエディットをして作られている
ビートメイカーと言う職人が既に世に放たれている楽曲を細かく切り刻んだりテンポを遅くしたりするのなど様々なテクニックを用いてビートを作っている 勿論、ゼロから演奏して作り上げるビートメイカーもいるがHipHopは70年代後半からサンプリングによって音楽を成長させてきました
そしてこのサンプリングに使われている音楽はJazzやSoul、Rockだったりするわけだ
だからこの際、そう言った元ネタに値する音楽たちも含めて他ジャンルの音楽に手を出してみませんか?って話です これは非常に建設的な話だ
「音楽の聴き方なんて人の自由じゃ!」って意見も分からなくないんだけど何かHipHopしか聴かないって行為はリスナーとして勿体無い気がする
この世には計り知れない程の音楽が存在する
恐らく死ぬまでにそれらを全部聴くことは不可能だ
だからこそ、なるべく色んな音楽に触れることは貴重な経験だと思う
あとは特定の音楽を毛嫌いしているヘッズも多い気がしてならない
僕はロックキッズからHipHopにハマっていき音楽自体がバラスーシになってしまった中毒者ですけどRockやCountryは聴かない!なんて言い切っちゃうラッパーやディガーもいて少し寂しくなる
でもさ、皆んながそう言う姿勢でいてもHipHopってのは面白いことに色々な音楽を無意識に提供している場合がある
例えばこんなサンプリングパターンがある
これはアメリカを代表するラッパー・Kanye West のMy Beautiful Dark Twisted Fantasyと言うアルバムに収録されているナンバー、Hell Of A Life
あ、そー言えばKanye Westじゃなくて名前が変わって"イェ"になったんだよね
細木数子に運勢的に改名した方が良いと言われてハッピーハッピーに芸名を変更したアニマル梯団のコアラよりも迷走している点がジワジワくるけど、それは今回置いておこう
いやさ、この曲のHookのフレーズの元ネタはこれなんですよね
Black Sabbathはヘビィメタルの始祖とも言われているOzzy Osbourne率いるロックバンド
ほら、結局…Rockを間接的に聴いているわけだよ
日本語ラップしか聴かないっす!的なヘッズたちもこれは無視できてなくて国内のHipHopでも斬新なサンプリングは多い
これは映画の小話が鬱陶しいハゲでお馴染みの宇多丸とオバさんみたいな見た目のオジさんで認知されているMummy-Dと声が低過ぎるDJ JINによって結成された90s Japanese HipHopの雄、RHYMESTERのウワサの真相って曲
このビートはあるロックの楽曲をループして作られている
これです Creamは世界三大ギタリストの1人であるEric Claptonが在籍していた3ピースロックバンド
ほら HipHopって面白いでしょ?
いやいや…俺はTrap専門だから…対象外です!とかホザいているそこの君も既にこのトリックに引っかかっている
これは惜しくも亡くなってしまったEmo Rap(生と死などを赤裸々に歌うHipHopの新ジャンル)の代表的ラッパー・Lil Peepのキラーチューン
そして、元ネタはこちらです
喧嘩が趣味のジャガイモみたいな兄弟が何かとユニークだったイギリスのロックバンド・Oasisから引っ張ってましたとさ
もうさ HipHopしか聴かないとか…
そんなん馬鹿らしくなってこない?
Rockだけじゃないよ これなんかほぼJazzよ
限りになくJazzに近いHipHop
参加ミュージシャンに世界的トランペット奏者のDonald Byrdがいたりして泣けてくる
僕はこの無限に食える食べるラー油的な楽しさに魅了されてHipHopの沼に落ちていった
HipHopヘッズには音楽を楽しく沢山聴いてもらいたいのが正直な感想です 次
その2・HipHopの精神論から離れてみませんか?
HipHopとは何か!とかさ
そんなものはHipHopじゃない!とかさ
コイツのリリックにはバックボーンを感じない!
HipHopはカルチャーだ!四大要素から学べ!
日本語ラップなんて所詮海外の真似事だ!
Trapの楽曲は中身が薄い!BoomBapこそHipHop!
うあああああ!!!うるさあああい!!!って
なりません?
僕の通っていた幼稚園のそら組にいた中務くんもイライラすると積み木を壊しながら騒いでたけど、そんな感じになっちゃうでしょ?
スケートもダンスもしない僕からすればHipHop=音楽でしかないんですよ
これは誤解がないように言っておくと、僕はスケーターやブレイクダンサーやグラフィティーライター等HipHopに携わる人たちにリスペクトは常にあるので決してその人たちを冒涜しているわけではなくて、もう少しHipHopを音楽的に解釈していきませんか?って話です
金メダリストの堀米くんもダンサーのTaisukeさんもHipHopだと思います(誰目線だよ)
勘違いして欲しくないので保身に走りましたが…
ラッパーは不良であるか否かとか
テレビに出てたらセルアウトとか
そう言う概念をいっその事、思い切って取っ払ってみて1つの音楽として味わってみない?
はい 言わずもがなって感じの名曲を添付しましたが、この曲を聴いて精神論を熱弁しようとか思わなくない?
何か周りの過激なヘッズの偏った意見とかに惑わされてHipHopを音楽として楽しんでない人が増えている気がする
HipHopを聴くとSoulやJazz、Funkも聴きたくなる
楽器のことも知りたくなる
どんな言葉遊びをしているのか気になってくる
そうするとレコード屋に行きたくなる
それでいいじゃない それが最高じゃん
マジカルラブリーのM-1決勝のネタは漫才と言って良いのか…みたいなこと考えてるヤツがハリウッドザコシショウの怪奇なネタで笑ってたりするわけだよ テンガロンハット被って奇声あげてるんだぞ? アレの方が謎めいてるだろ
でも、面白きゃ結果オーライってところもある
HipHopをこれに全て置き換えられるかは微妙だけど音楽だってカッコ良ければ丸く収まるもんだと思っているのが私、GPP
日本語ラップクラシックのサマージャム'95
超簡単に言えば"夏は暑いけどその分ワクワクするよなー"って歌ってるだけの曲なんだけど最初聞いた時、メチャクチャカッケェと思ったんだよ
別にストリートの厳しさなんか歌ってないんだよ?
でも、サウンドと演出がツボだったわけで
つまり、各々が考えるカッコいいなんて人それぞれなんだし正解なんてない
そこに無理矢理精神論をぶつけている人がいる気もして…それがモヤモヤする
別に楽曲の話だけじゃない
今はラップをする場や音源をばら撒くプラットフォームなんて沢山選択肢がある
正直、CDを作れ!とか配信こそ正義とか!そんなことはハッキリ言ってどうでもいいと思っている
良いものは良いってヘッズは判断してくれる
だからそのジャッジをする側のヘッズも音楽としてラッパーの投げてくる作品を受け止めて欲しい
ラッパー全員が俺の生き様を見てくれ!とか だらしない政治をぶった斬ってやる!とか思って曲を作ってない
純粋に音楽を楽しんで欲しい!って感覚だけでHipHopを作り上げているラッパーだっている
HipHopは一つの音楽ジャンルだって感覚で過ごしてみることもヘッズとしてのライフスタイルとしてありなんじゃない?って話です Next
その3・但し、HipHopが閉鎖的な文化であることも理解するべき
今から矛盾したことを書きます
多分ね 俺の髪の毛を燃やしたくなると思う
燃やす時はBicライターでお願いします
あれはガスがちょびっとでも火力パナいからね
あの…ここ最近、HipHopを嗜み始めた人たちがよく口にするのが「HipHopをもっと広めていきたい」
コレなんだけど…あのですね…
もっと前からHipHopのヘッズを名乗っている方々の中には根底からその感覚がない人もいる
先に言っておくとHipHopって本来は物凄い閉鎖的で鎖国のような世界だと思う
それはどう言うことか…簡単に言えばこう
"俺たちは俺たちで遊んでるから勝手にやらせてもらいます ほっとけ"
この考えの元、HipHopはグルグル回っているんだって事も頭の片隅に入れておくとヘッズとして生きやすいと思います
勿論、この考えが正解とか不正解とかじゃないし…
皆んなが皆んなこの考えで理論武装してくるとかじゃないですけど…
HipHopって元々ストリートから発生した持たざる者の音楽じゃないですか?
そして音楽業界的には型破りなことを連発してきたわけですよ
それを踏まえてみるとこの思想ってのはカッコいいなとも思っちゃうんだよな
俺らは俺らで…的なことだけをピックアップするとネガティブに聞こえるかもしれないけど、角度を変えて考えてみるとこのマインドってのは"ブレずに生きる"って意味でもある
どんな世の中になろうが、どんな流行が訪れようが聴く音楽や集まる場所は変わらない
これって中々出来ることじゃなくない?
音楽が好きだと嫌でもチャートに触れちゃいそうなもんだけどそこを良い意味で無視出来る力があるんだから これはカッコいいよ
だから「俺はHipHopと兄弟関係にあるSoulやJazzしか聴かねえ!」って意見もブレずにいる姿勢としては魅力がある
GPPはこの人たちの仲間になりたい!ってずっと思っている人間でもあるしね
だけど、これまた矛盾カマしていいですか?
あのね…どんなジャンルでも役割ってあると思うんですよね
HipHopを広めたいとかじゃなくても「俺たちのHipHopをもっと知ってもらいたい!」と思っているラッパーやDJは少なからずいると思う
んで、その人たちを"HipHopを広めたいとか思ってる面倒くさいヤツ!"って誤認して一蹴しちゃうヘッズもいるから"それはそれでどうなの?"って感じもする
自分達のHipHopをより広範囲に伝達させる為にテレビや雑誌等のメディアを利用することはごく自然な行動だと思う
地方の小箱でいつもの仲間と信じて貫いてきたHipHopをレペゼンする街に届けるのが俺たちのスタイルって人たちもカッコいいけど、その人たちを支持するヘッズが地上波の音楽番組でラップしているヤツらを頭ごなしに否定するのは違うんじゃなかろうかと…そう思います
それこそ今まで書いてきた内容とリンク出来て、音楽として楽しんでみようよ!ってところに繋がってくるわけだよ
別にラップの入り口なんてものも最初はなんだって良いじゃない
そこからどこまで世界を広げられるかは自分次第だしさ
ただ、そこにツッコミを入れてくる人たちが一定数いるジャンルがHipHopって認識も忘れちゃいけない
"最初からダセーHipHop聴いてるヤツはずっとダセェHipHopを聴き続ける"なんてツイートをしている自称・ラッパーをTwitterのTLでたまさか見かけたことがあった
ヘッズとして立ち振る舞う以上、こう言う言葉を目にすることもあると思う
その3の副題でもあるように新規への受け入れ態勢が薄い感じがするHipHop
この感覚が根強く残っている原因ってなんだろーって考えたことがあったんだけど…
ズバリ、ジャンルの多様性・細分化がされていないって点なんだと思う
Rockって細かいジャンルが多いじゃん?
引用:Gigazine.net
1つのジャンルを村とする
村は多ければ多いほど各エリアは独立化を図ろうとする そうなるとRockなんて大きな言葉じゃ全部の村を括れなくなる
そうなれば村と村に距離感が出来て衝突が少なくなる
別にPunkの人たちはPost Rockの人たちと喧嘩しようとか思わない
それぐらい多様性を生んできたジャンルでもある
一方、HipHopはジャンルの細分化がしずらい音楽なのですぐ隣に考えの違うヤツらがいて接触しやすいってことなんじゃないかな?
でも、皆んなが何を聴こうがそれは自由
アンダーグラウンドもオーバーグラウンドも関係なくHipHopって音楽が豊かになっていくことを切に願っている そんじゃあ、まとめ
【いつまでもヘッズでいてね】
すぐにHipHopをポイ捨てするなよ
こんなにカッコよくて奥が深くて素晴らしい音楽、他にないってぐらいGPPはHipHopを愛しています
だからラップもするしHipHopを聴き漁るわけでさ
一過性の流行りなんかでHipHopを終わらせてたまるかよって人たちもいればHipHopは流行りとかじゃなくて永遠と生き続ける生物って考えの人たちもいて
俺はどっちのマインドも賛成
ずるい立場だよな 分かってる
でもさ、音楽だから HipHopは音楽だから
音楽であってくれればそれで良いんだよね
俺の中でこれだけは崩しちゃいけないの
黒くて煙くて時には内向的でここぞと言う時には社交的な憎めないHipHopが大好きです
何かに夢中になるって素晴らしいことだ
それがHipHopなら尚更素敵
まだまだHipHopは面白くなる
それを信じて今日もヘッズでいます 以上
はい お疲れ様でした
皆さんもHipHopヘッズに色々思うことはあるでしょう 僕も色々思われているでしょう
まあね 音楽は自由ですから
HipHopも自由に聴けば良いんですよ
だけど、もっと楽しめる聴き方や楽しみ方があるんじゃないかなぁと思っているのは事実なので…
こんな面倒くさいブログを書き上げてしまった
すいませんね 今回だけは許して
って毎回目に見えない読者に何かを許して貰っている気がする
俺もHipHopヘッズとして真っ直ぐに生きていきます
ヘッズは最高 それはどれぐらい最高か…
ペットショップでこちらを見つめてくるトイプードルぐらい最高だ
いや、ロックマン4ぐらい最高
いやいや、ドクターXに出てる今田美桜ぐらい最高
いやいやいやいやいや…
はい 終わります!
風邪引くなよ バイナラ
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