文学フリマ東京38に出展します(3) ~ペーパーバックについて熱く語る~
「6つのケーキ」製本に際しては「ペーパーバックみたいにして欲しい」と要望しました。
ハードカバーの洋書って高いんですよねぇ 学生時代の自分には高嶺の花。とても手が出ず憧れでした。
欲しい本をできるだけ安く買うため、古本屋さんに入り浸り。茶色けた古い紙の匂い。やけにポップな表紙のデザイン。そこで珍しい洋書を発掘した時の喜び。
「不思議の国のアリス」・・ペーパーバック版で読んだことありますか。テニエルの挿絵があのゴワゴワした紙質に溶け込んで、とても味わい深いです。上質紙ではこの雰囲気はでないんですね。
そんなわけで私の青春はペーパーバックと共にあると言っても過言ではありません。どうせ作るなら自分の本もその中の一つに並べたい。そんな思いで作っています。
そしてペーパーバックと言えばなんといっても挿絵。
挿絵はアーティストの Tsu白ma Yuko さんにお願いしました。イラストのテイストを見て一目惚れ。無理を言って原稿を全部読んでもらい、ぴったり来る絵を選んで頂いています。
本文と挿絵の軽妙にして絶妙なマッチングを、ぜひ楽しんで頂けたらと思います。
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