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その裁きは死

「その裁きは死」(2020年日本語翻訳版、アンソニー・ホロヴィッツ・著、山田蘭・訳)読了。

昨年の海外ミステリー部門で最高評価を得た「メインテーマは殺人」の続編。元刑事で謎が多くて癖が強いが頭脳明晰な名探偵ダニエル・ホーソンと、この作品の実際の著者であるホロヴィッツがコンビを組み殺人事件を解決する。ホーソンはホームズで、ホロヴィッツはワトソンなので、ホロヴィッツ視点で物語は綴られる。

話のメリハリや惹きつけられ度で言うと、正直1作目である前作の方がかなり上かなと思ったが、ホーソン&ホロヴィッツのバディものとしての安定感と安心感が2作目で既に円熟の域に達していて、読み進めるのがとにかく楽しい。前作同様、一気読み。

解説によるとこのシリーズは全10作とのことなので、あと10年ぐらいは楽しみが続くということか。

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