IFS 内的家族システム:トラウマって?
「トラウマによる解離からの回復」を読んで、色々深く納得することがたくさんありました。
たとえば、自分の中にいる「愛着パーツ」について。
誰かに対して、愛情を求める子どものようなパーツ(副人格)って、誰の中にもある。
そしてこの愛着パーツが、身近な人に、共感されたがっているとき、その相手がそれに応じてくれないと、次にそれに対応して出てくるのが「たたかうパーツ」
しかもこの「たたかうパーツ」は人によっても、相手によっても
いろんなかたちででてくる。
現代風の「たたかう」は、怒りをあらわにするとは限らない。
理路整然と自分の正しさをもって相手の問題を指摘したり、
ムキになって相手を説得しようとする。
そんな「たたかうパーツ」をなんとかしようと、また別のパーツがでてくるのだが、そうなると自分の内側は、圧力釜状態。
やり場のない感情がぐるぐるし苦しくなる。
こんな経験、自分も何度もしている。
カップルの調停や、カウンセリングをやっていても、
ほとんどの対立の根底には、この構造がある。
「愛着パーツ」の助けを求める叫びがあって、
それを守ろうとする「たたかうパーツ」が、
より対立を悪化させてしまう。
内的家族システム(IFS)は
もともとはトラウマを扱う療法だけど、
こういった内的な葛藤でせめぎ合うパーツたちの声を
1つ1つケアしていくとってもやさしいアプローチ。
それぞれのパーツが理解とあたたかみで歓迎し、
全体がより調和されて行くとき
今までにはなかったような安定感や、
自分で自分の人生をリードしている感覚がもどってくる。
単なる「癒やし」ではない
「自分」というシステムがどうなっているのか。
それはまるで、今まで森の中で、
1つ1つの木をみていたところから
森の上にでて森全体の仕組みを知るようなもの。
パズルのピース探しじゃない
この視点で自分を知る、抱擁する
究極のセルフコンパッションだなって思います
これ、ほんとみんなに知ってほしいな〜