不安に押しつぶされそうになったら
2回目の起業して直ぐにリーマンショックがあり、その後会社の売上がみるみる落ちていき、頭の中は「倒産」の二文字しかなかった。
毎日、不安と恐怖で何も手がつかない状態。
そんな日々を過ごしていた時、食欲がなくなり睡眠も出来ず、とうとう鬱になってしまった。
この時は、思考も回らず(呼吸が浅いから頭に酸素が回らない状態)、もう毎日が苦痛でしかなかった。
そして死んだ方が楽になれると思っていた。
人は誰でも悩み不安になり苦しむ経験をします。
誰にも話せず、一人で苦しみもがいて、どうにもならない時もあります。
そういう時は、無理せず誰でも良いから話をして欲しい。
周りの友人や家族に話すと心配するから話せないとか思うかもしれませんが、先ずは自分中心に考えて自分を正常に戻すことに集中しよう。
もし、知人に話せないのであればカウンセリングに行って話してください。
自分の気持ちを外に出すことによって、自分自身の頭の整理にもなります。
今、自分はこんな気持ちなのか。こんな考え方をしているのかと。
他人に話したからといって不安や苦しみが無くなるわけではありませんが少し楽になります。
少し気持ちが楽になったら次に自分の感情や思考を紙に書いて整理してみてください。
どうして、私は不安になっているのか?
原因が分かれば、その原因に対して「なぜなら?」と更に自分に質問してみる。
出てきた答えに更に「なぜなら?」と5回以上繰り返して質問をしてみてください。
もう、これ以上出てこないところまで質問を繰り返したら、その根本的な原因に対して本当にその考え方が正しいのかを客観的に考えてみてください。
今まで持ち続けていた自分自身の思考(信じ込みや観念)が変わる事で鬱が治る可能性もあります。
私は、当時、「お金持ちになりたい」という価値基準が上位にありましたが、リーマンショックで現実が「お金がない状態」になってしまい価値基準と乖離が起こり無意識の中で怒りが生じて鬱になりました。
その後、3.11のボランティアへ行った際に、私の価値基準の上位にあった「お金」から「愛」に変わってしまい鬱が治ってしまったのです。
あの体験がなければ私は既に居ないかも知れなかった。
今考えれば、自分の魂が望んでいない事を追い求めていたからお知らせとして苦しい状況にさせて気づかせてもらったのだと思っています。
もし、あなたが不安で苦しい状況ならば、必ず光は見えるのでじっと耐えてください。
光が見えたらあなたの魂は成長していきます。
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