見出し画像

毒親問題/絶望するまでやり切ればいい

売り切れ

毒親育ちじゃない人の発信に限って

毒親と腹を割って話せ

とか

毒親を旅行に連れていけ

なんてことが書いてある。


親と仲が悪いのは予後が悪いから、今のうちに関係を修復しなさいということらしい。



これは毒親育ちじゃないから言えること。
親から愛されて育った人の発想だ。


こちらが腹を割ったら親も腹を割ってくれるだろう。
こちらが歩み寄れば、親も歩み寄ってくれるだろう。


まともな親ならそうだろう。
健全な親なら「こどもを理解したい」という想いを持っているだろうし、それを実行できる能力もある。

でも毒親は違う。

まず「こどもを理解したい」と思っていない。
それよりも「自分を理解してほしい」と思っているのが毒親なんだ。
精神が未熟で自己理解ができていない。自己受容もできていない。
自己受容できていない人が他人を受容できるはずがない。

そしてこどもが勇気をだして腹を割って話してきたとしても、それを傾聴したり寄り添ったり共感したりする能力もない。
聞いているふりはできるし、なんとなく謝ることもできるけど、実際に腹に落ちることはない。
それどころかこどもの話を最後まで聞き終わる前に自分の不幸話を始めてしまうのが毒親なんだ。


とにかく自分のことであたまがいっぱい。
からっぽの自分を満たしてほしくてたまらない。

自分が被害者で自分が可哀想すぎて、他人を理解したり寄り添ったりできない。


それができないから毒親なんだよ。





でもここまで気づくまでには、親に何度も何度も期待して、何度も何度も絶望する必要がある。


そのために「親と腹を割って話したり」「親を旅行に連れていく」というのは有効だ。

マジで絶望できるから。

ここから先は

1,026字
この記事のみ 残り0/10 ¥ 200

この記事が参加している募集

うれしいです!!!!