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完璧な子育ては存在しない/自分が毒親だと気づいたらやるべきこと

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この世に完璧な子育てなんて存在しないんだよね。

どんなに明るく元気で、優しくて思いやりがあって、子どものことを心から大切にしている、はたから見れば完璧に見える親であっても、子どもは育つ過程で何かしらのトラウマを作るようにできている。

なぜなら

そのトラウマを癒して、陰を陽に変えていくのが、わたしたちがこの人生でやるべきことだから。



わたしのお友達で、健全な親に育てられた、明るく元気でお母さんが大好きな子がいるんだけどね。
彼女は小さいころのお母さんの冗談を本気で受けとってしまって、今でもお金のトラウマを持ち続けてるんだよね。
「うちには借金があるから」っていうお母さんの言葉、ふつうに住宅ローンの意味だったんだけど、それを恐ろしい借金だと勘違いして、それから幼い彼女は電気を消したりより安いものを選んだりと一人で節約に励んできて、それを大人になった今も続けてるんだ。
それがただの勘違いだったと分かった今でもお金の恐怖を持ち続けてる。

それはおそらく彼女の人生に必要なものだったんだ。
彼女はどれだけ家庭環境に恵まれていようとも、そのトラウマを持った。
(じっさい彼女の育った家はまったくお金に困っていなかったし、大人になって結婚した旦那さんも大手の会社で働いて安定した生活をしているのにも関わらず)

彼女はそのトラウマを人生を賭けて癒していくのだろう。
きっとそれが彼女が今世選んできたテーマ。

幸運にも家族に恵まれて、家族に対してはなんのトラウマもなくても、こうやって勘違いや不可抗力的な出来事を使って、人はトラウマを作りだす。

そういった意味で、トラウマができない完璧な子育てなんて存在しないんだよね。



彼女に出会うまえのわたしは

「もし親が毒親じゃなければ、わたしはこんな苦労をしなかったのに。
こんなトラウマを抱えることもなかったのに。」

そう思っていた。

でもどうやらそう単純なことではないらしいのだ。


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