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「毒親を許したほうがいい」は本当か!?

先日「親を許さないと自分が後悔するよ」という趣旨のnoteを読んだんだけどね。


こんなの毒親育ちじゃないから言えることだよ。

そりゃそうだよね。いう通りだよ。後悔するだろうね。
なんなら日々後悔してるよね。罪悪感ビンビンに感じながら生きてるよね。

だからって「じゃあ許します!」って許せたら誰も苦労しないんだよ。許したくて許したくて、何度も許そうとして話し合おうとして分かり合おうとして、それでも話し合いなんて意味を持たなくて、全然分かり合えなくて、どうがんばっても許せなくて、長年もがき苦しんだ結果、諦めるしかなくて、これ以上傷つきたくなくて、苦肉の策として毒親と距離を置いてるのがわたしたち毒親育ちの現状なんだよね。


ぶつかり合って許せてるならとっくに許してるわ!でもそれができない人生もあるんだよ。


せっかく自分を大切にする覚悟を決めて、毒親と距離を置いてるのにこれ以上責めないでほしい。

毒親から距離を置いて自分を守る権利を尊重してほしい。毒親を許さない選択を尊重してほしい。


もしもいつか「腹を割って話せて、赦しあえる」そんな日が来たらそれはなによりうれしいよ。本当に奇跡だと思う。

でもそれを求め続けていてもうまくいかないんだよ。

そのまえに親と精神的に訣別して、自分を立て直す期間が毒親育ちには絶対に必要になる。


毒親に育てられるって本当にしんどいことだから、なにもしてなくても心底疲れてるんだよ。
身体はいつも緊張してガチガチ。いままで鎧を着てがんばってきたんだ。

そんなわたしたちを責める権利なんて誰にもない。

わたしたちは胸をはって親と距離を置いていい。
自分を守っていい。
しっかりと休んで、心と身体を緩めて、鎧を少しずつ脱ぎ捨てていく。身体に安心の感覚を育んでいく。幼少期の傷と向き合って、うちなる子どもを育てていく。

いつか毒親と対峙するとしても、それからだ。
ラスボスと闘うにはそれ相当の準備が必要だから。


それまでは毒親を許さない自分を赦していこう。
私たちに必要なのは毒親を赦すことじゃない。毒親を赦せない自分自身を赦していくことなんだ。



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わたしの人生のテーマであるセクシャリティー、毒親、癒し、統合、死別、共依存などについて綴ります。目標月10本以上更新。みなさんの応援がわた…

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