セックスは愛か破滅か/男性に対する憎しみの先にあったもの
残り8
どうやらわたしは男性に対して強い怒りを感じている。
それは怒りというよりは、もはや「憎しみ」とも呼べるほどの強い感情だ。
その怒りはおそらく幼少期の家庭環境で作られたものであり(わたしの育った家庭は時代錯誤な「男尊女卑」がまかり通っていた)、また夫との夫婦関係で作られたものであった。(夫は性に執着していた)
それは夫の死によって癒やされるどころか、オカルトヒーラーからの性被害によってさらに強化されてしまった。
わたしの中には男性に対する憎しみが沸々と煮えたぎっていて、そのマグマのような憎しみを抱えているかぎり、わたしはどんな男性とも良い関係性を築けない気がする。
そんなことを今日カウンセラーさんに話してみたのだった。
わたしの中にはびこる男性への憎しみは、わたしが母から譲り受けたものであり、それは母がそのまた母親から譲り受けてきたものであり、そうやって先祖代々連綿と受け継がれてきた負の遺産なのだと。
それがわたしの中に今でもしっかりと息づいていて、なんならそれが性被害のニュースを見るたびに日々強化されているのだと。
そんなことを話した。
そこでカウンセラーさんからある提案があった。
「ではあなたの抱える男性への憎しみを一緒に感じてみましょう」と。
わたしは目を閉じて、わたしの中にある「男性への憎しみ」に耳を澄ませてみた。
うれしいです!!!!