虐待を黙認する母親の共通項

こちらのルポタージュを見て、虐待を黙認する母親には共通項があるなと感じた。
そして虐待されたこどもの母親への執着も似た傾向があるなと感じたので、きょうはそれについて。

魂の殺人　～家庭内・父からの性虐待～

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性暴力は魂の虐待と呼ばれている。
その被害を受けたこどもの苦しみはいかほどのものか。わたしにはとても想像できない。

親から性被害を受けたこどもは、最初なにをされているのか分からない。
なんだか違和感はある。嫌悪感もある。でも大好きな父親が嫌なことをするはずがない。間違っているのはわたしの方だと思う。

成長してそれが取り返しのつかない酷いことだったと気付くのは、すでに魂が破壊されたあとだ。

性被害を受けた被害者の女性たちは、虐待を知りながら見て見ぬ振りしてきた母親に一様に理解を求めていた。

自分はどれだけ辛かったのか。
父親はどれほど酷いことを自分にしたのか。

事件から何十年も経った今でも、それを母親に理解してほしいと一心に願っている姿がとても印象的だった。

まるで自分を見ているみたいだった。