![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147543843/rectangle_large_type_2_8d7454f3267feb44337286e64f5d12b6.png?width=1200)
相手の心に響く話し方の作り方「 例え話 」を上手に使いこなすコツ
話し方講師のVoicyを聞いていると「 わしも、話し方について語ってみよか 」と思い始めています。とはいえ、とても抽象的になってしまうのが@ゴリラ流の良いところ。今回は「 相手に伝わる話にするには、例え話を上手に使いなさい 」について、です。
ーーーーー
会社員コンサルタント時代も含め、私は話し方スキル的なことを教えることは得意ではありません。得手不得手もあるけど、長年、話し方の学びと実践の経験した私は「 そこじゃない感(スキルじゃない感) 」が強固に確立されてしまいました。その上「 自分に正直な私は😁 」そこじゃない感を分かりながらスキルだけを教えるのをやりたくないんですよね。なんちゅーか「 それ、俺じゃなくても教えられるやん 」という感覚なんです。と、言語化していくと、やっぱり「 自分独自の 」つまり、個性に拘っているんやなぁ、ってことが良く分かります。で、さらに「 What for ? 」と問いを深めると、自分がなぜ個性に拘っているのか?っていう深層心理にたどり着きますね。ってのは、また別の機会で…。
ーーーーー
相手に伝わる話にするには、例え話を上手に使いなさい
あくまでも自己評価です。私自身の「 話し方のレベル 」が数倍跳ね上がったのは、スキルではありません。「 感情の存在 」に気づいたことです。20代後半のことだったと思います。
それまでの私は、良く書けば「 理論 」で、話をしていました。目的は相手を「 論破 」することでした。し、ビジネスにおいては相手を「 説得 」することでした。新入社員当時から、同世代と比べて数倍話し上手でした(自己評価)。先輩を含めて、話し上手やなぁと思ったことはありませんでした。が、その話し上手が業績、成果に結び付くこともありませんでした。当時は、純度100%の他責思考なので「 相手が悪い 」「 自分は不遇 」としか考えていません。ので、ますます「 論破スキル 」に磨きをかけていきます。
ある事件を機に「 責任の全ては自分にあったんだ… 」と気づくことになり、自己改革をはじめます。※詳細は割愛
その学びの過程で出会ったのが「 感情の存在 」です。「 人間は、感情で動いている 」ということを「 初めて知った 」「 初めて言語で受け止めた 」「 初めて言語として理解した 」んです。20代後半のことです。
これ以降、私の話し方レベルは次元上昇します。同じステージをグルグル何万回も周回していた次元からあっという間に数段階の上昇をします。別世界に移住した感覚です。
とはいえそこからが本番です。「 頭で理解できたことが、実践できるか? 」というのは、別の話です。時間差が生じます。ので、周囲の評価と業績成果に結び付くのは、さらにそこから数年後の話です。で、実際、数年後、私の評価は激変していきます。「 自己評価 」だった話し上手は「 他者評価 」に変わっていきます。
ーーーーー
社内では、コンサルタントに話し方プレゼンを教える(アドバイス、フィードバック)立場になっていました。経営方針発表会の社員表彰で、全社員1,000人の社員投票で1位に選ばれ「 他者評価 」に確信を持つことができました。クライアントからは「 分かりやすかった 」という評価はもちろん「 話し方を教えて欲しい 」という個別の要望をいただくことが増えました。話し方が次元上昇したことで、業績成果に結び付いていきました。
ーーーーー
感情にフォーカスする
私の話し方のレベルを次元上昇させたのは、間違いなく「 感情の存在 」を知って以降です。スキルが「 そこじゃない感 」の彼方に追いやられたその理由です。
世界的有名人、誰もが知っている最新ニュース、よりも「 自分 」
では、その「 感情の存在とは何か? 」の話を続けません。今回の趣旨は「 例え話 」です。趣旨に戻れるのも@ゴリラの長所です😁
伝わる話ができる人の共通点に「 例え話が上手 」があります。ただただ理屈を伝えても伝わらないんです。聞かされている側も面白くないしね。そんなときに役に立つのが「 例え話 」です。で、その例え話の上手な使い方を整理していきましょう。
❶まず基本|有名人、最新ニュース
興味関心を惹きやすいって意味では、有名人とか最近ニュースを例え話で組み込むことは基本中の基本です。書くと当たり前のことです。が、意外と「 無名人(自分だけが知っている人、話題、業界) 」「 過去のニュース 」を使う人がいます。ので聞き手は「 誰? 」「 それ知らない 」ってな状況になります。
私が、最近「 東京都知事選 」「 石丸伸二さん 」を@ゴリラブログで書いていたのは、こんな背景を踏まえていたりします。
結構、ベテランの講師は「 自分の権威を示すために 」この基本形を用います。「 世界的なあのIT企業も、こんな取り組みをやっていまして… 」みたいな使い方です。が、実際のところは「 話としては面白いけど、聞き手が自分事になり辛い 」という弱点があることを知っておきましょう。
❷で、王道|自分の経験談
「 感情の存在を知ってから、私の話し方のレベルは次元上昇した 」という、先述の書き方です。「 自分の経験談 」を例え話に組み込むことは王道中の王道です。この最大のメリットは「 世界で唯一のオリジナル化 」です。類似エピソードはあれど、自分の経験談というのは、どこまで言っても「 世界で唯一のオリジナル 」です。
コンサルや講師であればなおさら、自分が伝えたいテーマに対して「 自分が経験したBefore→After 」を例え話で組み込みましょう。自分の経験談なので、熱っぽくしゃべれるし(書ける)し、聞き手も身近に感じてくれます。コツは「 B→A 」です。「 失敗経験→成功経験に昇華させること 」です。
と、まずは、この❶❷の例え話を普通に使える状態を目指してください。特に❷(自分の経験談)を話したいテーマ(要望されたテーマ)に合わせて、いつでも引き出せる様に「 数パターン 」言語化しておきましょう。そうすることで聞き手の印象を「 どこかで聞いた話 」から「 あの人だけの特別な話 」に変えることができます。私の講座は「 全て 」自分の経験談によって構成されています。というか、そうしています。じゃないと「 私が話す意味 」を見出だせないからです。
❸勝ち組(価値組)|相手の立場、状況で「 創作 」
で、❶❷が普通になった人は、❸をサラッとできる状態を目指してください。私は、受講生や相談者「 の 」例え話を「 その場で創作 」します。
相手が会社員で先輩社員という立場の人であれば、その相手の会社での状況や先輩社員として期待されていること、相手の実力や相手の悩みを把握した上で「 こんな状況が起きていますよね? 」「 で、こんなことを上司から言われていると思います 」と、相手が「 え、めちゃそんな状況になっているんやけど! 」「 え、先週、上司からそう言われたんやけど! 」と、圧倒的に共感されることを目指した「 描写 」をします。
要は「 相手の現実を例え話に使う 」わけです。
相手が料理講師という立場の人であれば、その料理講師という状況や受講生から期待されていること、相手の講師としての実力や悩みを把握した上で「 こんな状況が起きていますよね? 」「 で、受講生からこんな反応がありますよね? 」と、相手が「 え、めちゃそんな状況になっているんやけど! 」「 で、受講生からまさにそんな反応があったんやけど! 」と、圧倒的に共感されることを目指した「 描写 」をします。
相手の現状を例え話に使う、わけです。「 その場で 」「 創作する 」んです。
これが「 相手に伝わる話にする例え話 」の究極形です。相手は「 自分の現実に置きていることを例え話にされているから 」当然「 自分事 」で話を聞きます。すると「 で、その先は、どーなるの? 」「 その場合、どーしたら良いの? 」と「 自動的に 」そのモヤモヤを解消したくなります。
ーーーーー
サラッと書いてるけど、かなりえぇこと書いています。❸相手の立場、状況に応じてその場で例え話を創作すると言うのは(1)観察力(2)想像力(3)言語化力、が必要です。で、もっとも必要なのは(4)勇気、です。あくまでも想像による創造です。ので、ハズレます。だから(4)勇気、が必要です。で、その勇気の源は「 相手の役に立とう 」という、強くブレない信念です。そこが無いのに「 言ってしまう 」のは、ただの「 無謀 」であり、場合によっては「 失礼な 」行為になります。
ーーーーー
いついかなるときも、スキルは健全なマインドによって活かされたいものです。
英語学習のため記事をAI(COPILOT)で全文英訳
How to Make Your Speech Resonate with Others: Mastering the Use of Metaphors
Listening to Voicy, a speech coach, made me think, "Maybe I should talk about how to speak effectively." However, my style tends to be very abstract. This time, it's about "using metaphors effectively to make your speech resonate with others."
Even during my time as a corporate consultant, I wasn't good at teaching speaking skills. While I have strengths and weaknesses, my years of learning and practicing speaking have made me realize that it's not just about skills. I don't want to teach skills alone because I feel like "anyone could teach that." This realization made me understand that I value individuality. When I dig deeper, I find that my focus on individuality is rooted in my deeper psychology.
Use Metaphors to Make Your Speech Resonate
This is just my self-evaluation. My speaking level improved not because of skills but because I realized the importance of emotions. I think this happened in my late twenties.
Before that, I used to speak based on "logic." My goal was to "win arguments" and "persuade" others in business. I was much better at speaking than my peers (self-evaluation). However, this didn't lead to better performance or results. I used to blame others and think I was unlucky. So, I kept honing my argument skills.
An incident made me realize that "I was responsible for everything," and I started self-improvement. During this process, I discovered "the existence of emotions." I learned that "humans are driven by emotions" for the first time in my late twenties.
After this realization, my speaking level improved significantly. I moved from a repetitive stage to a higher level quickly. It felt like moving to a different world.
However, understanding something in your head and being able to practice it are different. It takes time. So, it took a few more years for my performance and results to improve. Eventually, my self-evaluation of being a good speaker turned into others' evaluation.
Within the company, I started teaching presentation skills to consultants. I was voted first by 1,000 employees at the company policy presentation, which confirmed others' evaluation of me. Clients also started asking me to teach them how to speak effectively. My improved speaking skills led to better performance and results.
Focus on Emotions
My speaking level improved significantly after realizing the importance of emotions. This is why skills alone are not enough.
(1)Use Famous People and Recent News
Using famous people or recent news in metaphors is a basic technique to capture interest. However, some people use "unknown people" or "old news," which can confuse the audience.
(2)Use Personal Experiences
Using personal experiences in metaphors is a classic technique. The biggest advantage is that it's unique. No matter how similar the episodes are, personal experiences are always original.
If you're a consultant or a coach, incorporate your "Before→After" experiences into your metaphors. This makes your speech more relatable and engaging. The key is to turn "failure experiences into success stories."
(3)Create Metaphors Based on the Audience's Situation
Once you're comfortable with the basics, aim to create metaphors based on the audience's situation. For example, if the audience is a senior employee, understand their situation and create a metaphor that resonates with them.
This is the ultimate form of using metaphors to make your speech resonate. The audience will listen as if it's their own story, making them more engaged.
Creating metaphors based on the audience's situation requires observation, imagination, and language skills. Most importantly, it requires courage. The courage comes from a strong belief in wanting to help the audience. Without this belief, it can be reckless and sometimes offensive.
Skills should always be used with a healthy mindset.