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2.5年日記

3年日記というものがある。
名前通り、3年分の出来事を綴ることができる日記帳だ。
過去の出来事を1冊で振り返ることができるので、育児記録や健康記録などテーマを決めて書くこともオススメされている。

それを買ったのが、2022年のこと。
なんか、かっこいい。
と思ったのが購入の決め手だ。
続けるというのが得意ではないので、習慣化できたらいいなという気持ちもあった。
3年日記は、書くスペースが数行程度なのでこれなら書くことがない日でも続けられそうと思ったのだ。

スタートが2022年なので、書き終わる年は2024年。
ほな、今回のnoteは3年分書き終えたってことでよろしいですのん?
と思いきや、タイトルは"2.5年日記"だ。

お察しの通り、続けられていないのである。
2022年から雲行きが怪しかった。
書けていない日が続くと、写真を振り返って思い出しながら書いたりもして、それでも2022年は書き切った。
2023年も、7月13日までは頑張った。
そこから空白期間が続き、2023年12月25日〜2024年1月21日までは頑張った。
それ以降、文字は途絶えている。
2023年も書ききれていない虫食い状態で、2024年書ききってもなぁと言い訳し、机の隅っこに佇んでいるのを見たときにはもういや〜〜〜な気持ちになった。

私がよく見る夢シリーズの一つに、宿題をやっていないorテスト当日なのにテスト勉強をしていないというのがある。

今日提出日なのに/テスト当日なのに、漢ド終わってないやん、だったり、数Aのワーク終わってないやんと絶望する夢だ。勉強内容は、小学生〜高校生までごった混ぜになっているので自分の年が今いくつなのかも分からなくなる。

そして、今働いてたはずやんな…と思えると、こっちの世界に戻ってこれるのだ。

机で存在感を存在感を放つこの日記は、その象徴だ。

やってない、やらな、でもなぁ…が続いて、そして2025年。
やろうと決心した。
もう埋められない、2023年と2024年は置いといて、虫食いのところに2025年を書く。
新しいのを買って今年から始めるということは考えていない。
やり残さずにやり切りたい性格、といえばかっこいいが単にもったいないと思う気持ちが大きいだけだ。
自由帳じゃなくチラシの裏に絵を描いていた幼い頃を思い出すと、ノートを無駄にすることは気が引ける。
本来の使い方からは逸脱しているが、まぁお婆ちゃんになって読み返したとき、これも自分だと思えるだろう。

そして、2026年からは5年日記を書こうと考えている。
来年はついに30歳になる。その年からの5年間。自分の心境にも、周りの環境にも様々な変化があると思うのでそれを記録したい。

不言実行よりは、有言実行。
言ったからには続けようと思う。
ついでに宣言。今年はnote創作大賞にエントリーするように、noteの投稿も頑張ります。

と、書き初めらしい宣言をしたところで、2.5年日記で記録していたなかで、読み返して面白かった部分を、〇〇章と名付けて抜粋して3つ紹介しようと思う。
なお、多少note用に言葉足らずなところを書き加えて文章の体裁を整えたり、固有名詞をぼかしたりしているのは勘弁願いたい。

抜粋するにあたって読み返すと、自分なりに生きてきたんだなぁと分かり感慨深くなった。
また、覚えていない些細なことも、読むとその日に戻ることができるのが日記の醍醐味だと感じた。



★何してんねん大賞

朝リビングでおならしたら臭すぎて、夫のとこに避難したら「胃腐ってる」ってイヤなこというから顔の前でお尻をふってやった。

 

本当に何をしてるんでしょうか。
ふってやった、と上から目線なところが受賞したポイントです。
昔は乙女の恥じらいでオナラをすることも躊躇っていましたが、寝っ屁してたでと言われ取り繕うのをやめました。

★なんかよかった大賞

今日はなかなかにムカつくことがあったけど、会社のビルとビルの間の空で見た夕方の月がすごい大きくてなんか感動した。

嫌な気持ちで心がいっぱいななかで、ふと空を見上げたときのキレイな風景に心が洗われることってあるなと改めて思った一行。
ピンクに染まりつつある空に浮かぶ月の美しさと、気持ちを入れ替えて頑張った自分を思い出した。

別の日の空。夕暮れに浮かぶ月が好き。


★ノロケで賞

テレビ番組で、イカスミクロワッサンが紹介されていたから、夫にこんなん出てるでと伝えたら、「イカスミちゃーん♪」って可愛く言いながら出てきた。
(夫が、持って行った傘を職場に置き忘れることを繰り返し、家に傘がなくなってきているので)、今日は傘持って帰ってきいやと言ったら、布団でブツブツ言ってるので何やろ?と顔を近づけたら、「ワスレチャウンダヨナー」と言ってた。

夫は、イカツイ顔かイカツクない顔かでいうと前者だ。そして、人見知りなため寡黙だと思われることが多い。
そんな彼のお茶目なところが垣間見れると、キュンキュンする。
ここでのポイントは、忘れちゃうんだよな、の言い方が、半角カナの、ワスレチャウンダヨナーみたいな言い方で小さく言ってるところだ。
言い訳せず布団にくるまって言ってた姿が、たまらなく愛おしい。



3年日記は、2年目以降が面白い。
去年の今日はこんなことしてたんだ、って振り返りながら書くことができるからだ。
そんな楽しさを知りながらも遠ざけていたが、今年はやりきってみようと思う。

10年後、20年後の自分が読み返して笑ってくれるように、日常の何気ないキラキラを取りこぼさないよう、手を動かしていこう。



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