【「いらすとや」は有料!?】フリー素材という言葉を鵜呑みにしないために・・・
朝、何気なくネットを見ていると、以下のようなニュースが目に入ってきたので、他人事には思えずにいました。
教員に限らず、仕事で相手に向けたお知らせや資料を作成することは多いと思います。その際に、印象を強くしたい箇所にイラストを入れたいと考え、「フリー素材」や、「イラスト 無料」などと検索して、画像を探すことはありませんか?
もちろん、検索してフリー素材とかかれているものは使用可能なのですが、細かいルールを知らずに使っていると、思わぬ形で罰せられる可能性があります。
今回は「いらすとや」サイトを使用していた際に発生した、過去にヒヤリとした一件を紹介します。
ヒヤリな一件
ある先生が、授業の実践を発表する機会がありました。国語の授業でしたが、特別支援学校での実戦だったので、支援や教材、単元構成に関する工夫など、いくつかの項目に分けて資料をまとめ、パワーポイントで発表することになりました。
その際、スライドを文字ばかりにせずに見やすくしたいという考えから、いらすとやの画像を活用していました。発表前に見せて頂きましたが、とてもわかりやすくまとめられていました。
しかし、「あれ?」と思ったことがありました。
それは、いらすとやの画像が25枚使用されていたことです。
これを聞いてピンときた方は、いらすとやの規約をよく読んでいる方だと思います。
いらすとやの20点ルール
実は、「いらすとや」では一つの資料やブログなどで20点までしか画像を使用してはいけないことになっているのです。
厳密には、21点以上使ったものは有償となり、お金を払う必要性が出てくるのです。
このことを先生に伝えると、知らなかったので驚くと同時に、「教員だから大丈夫じゃない?」と言われました。
確かに、以前紹介した著作権についての記事にも記載しましたが、教員は著作権に関して特例があります。
しかし、この件に関しては特例が当てはまらなかったので、「何があるかわからないため20点で抑えましょう」と伝えました。
いらすとやの20点については、重複しているものは1点としてカウントするため、同じイラストが使える箇所は同じものにしました。
他のサイトでも要注意
「いらすとや」以外にも、フリー画像が使用できるサイトはありますが、どのサイトでも規約は明確に決められていることがほとんどです。
普段細かいことを気にして使っていない場合は、一度確認をしておくことをお勧めします。そして、個人的にはフリー画像は「いらすとや」だけでも十分ではないかとも感じています。
それは・・・
「いらすとや」とあのアプリが最強!
「いらすとや」のイラストは種類が豊富で、とても魅力的です!
「これしか勝たん!」、「20点を超えて使いたい!」という方に朗報です。
実は、あるアプリを使うことで、「いらすとや」のイラストが商用目的であっても20点を超えて使用可能なんです。
それは、私も紹介したことがある「Canva」というアプリで「いらすとや」を使うことです。
Canvaの中で画像を検索することができるのですが、その際に「いらすとや」も使用可能になっています。Canva内でいらすとやを利用すると、20点の点数制限もなく、さらに商用目的でも活用できるのでとても便利です。
CanvaはパソコンでもiPadなどでも使用することが可能ですし、資料やスライド、動画に画像などあらゆるクリエイティブ作業に向いているアプリです。ぜひ活用してみてください。
フリー素材は便利ですが、使い方には十分気をつけましょう。