生後364日目
今日は息子0歳最後の日です。
伝い歩きも上手になって、本棚から絵本を片っ端から投げ捨て、
おもちゃ箱のおもちゃも全部ひっくり返して
本当にのびのび生きています。
去年の今頃はまだお腹にいたことを考えると
何だか言葉で表現できない気持ちが溢れてきます。
夕方に明日の帝王切開のため入院して
まだ見ぬ赤ちゃんに想いを馳せていました。
あの頃のわたしに言いたいです。
無事に生まれてこんなに大きくなってくれたよ、と。
そして私も子供を産んで母親になって一年が経とうとしています。
あっという間だったなあ、たいへんだったなあ。
眠らずあやし続けた新生児の1ヶ月、
思い通りにいかなくて自分を責め続けたあの日。
ぜんぶぜんぶまだ覚えています。
帝王切開したときの自分の心音が手術室に響き渡っていたことも、
無事に生まれてきてくれて心から安心したことも、
ぜんぶぜんぶ消えないで心に残っています。
でもいつかそれは思い出という遠近法で、ぼやけてしまうのかなあ。
生まれてきてくれた息子への感謝や愛だけは
きっと死んでもなくならないものなのでしょう。
どんな息子でも愛せる理由もない自信が私にはあります。
いつかこんな可愛い息子も反抗期を迎えて
「うるさいかあさん!」
とか言われてしまうのかなあ。
それはそれでいいとしよう。
一つ一つの成長がわたしにとっての宝なのだから。
今日で0歳が終わってしまいます。
明確な分けは目には見えないけれど、
わたしを母親にしてくれてありがとう。
これからも家族みんなで幸せに暮らしていきたいです。
息子、誕生日イブ、おめでとう。