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中間管理職/若手女性キャリアの伴走者!視点と行動の大変革で成長の後押しを実現【Good Teamメンター紹介#三神 良子さん】

Good Team」では、管理職のお悩みや置かれている状況を踏まえ、まずは、管理職である皆さんが自分らしくイキイキとリーダーシップを発揮できるようになることで、メンバーのパフォーマンスを高めて働きがいのあるチームで成果を出せるよう、管理職の社外メンターサービスをご提供しています。

今回は、Good Teamに在籍している多様なバックグラウンドを持っているメンター陣が、日頃どんな想いで管理職の皆さんと向き合っているのか、大切にしている価値観や関わり方などをお届けできればと思いメンター紹介をさせていただきます!


今回ご紹介させていただくのは、コーチングを受講し自身のマネジメントの変化を体感した経験、リーマンショックで職を失い転職できない自分の存在価値と向き合った経験、乳がん治療を乗り越えた経験から「本当に心からやりたいことを叶える人生を歩む」決意をし、「相手の可能性を信じる」関わり方で管理職の自信と笑顔を増やす社外メンターとして活動している三神さんです。

Profile

三神 良子 / Mikami Ryoko

大学卒業後、GE(ゼネラル・エレクトリック)系の金融機関で営業を体験し後、100人規模のコールセンターの研修チームのリーダーとなる。 オペレーターを大量採用して、できるだけ早く育成する会社の要請に応えるため、部下にも厳しい姿勢で目標を達成するよう求めていた時に、上司から勧められてコーチングのセミナーに参加。今までの指導は、部下の気持ちを考えず一方通行だったと気づき、衝撃を受けてコーチングを学び始める。 その後、日系損保のさらに大規模なコールセンターに転職。 「相手の可能性を信じる」コーチングの関わり方を大事にしたところ、メンバーに自信と笑顔が生まれ、主体的に行動してくれるように変化していく姿に喜びを覚える。 「自分自身を勇気づけ、前向きに人生を切り開く人のお手伝いがしたい」と2019年に独立。コーチ、短大講師、Good Teamのメンターとして活動中。

Good Teamメンター紹介ページ参照

1.「相手の可能性を信じる」メンタリングで管理職の自信と笑顔を増やしたい

1.1 信頼関係は「好奇心」から育まれる

最初就職した金融機関で管理職をしており、研修を通してコーチングの存在を知りました。

研修受講前は、部下を変えてやる!という気持ちが強く、部下を変えるスキルが身につけられるものだという理解でコーチングの研修に行きましたが、研修受けてみて、変わらないといけないのは部下ではなく私なのでは?と感じる衝撃的な研修体験でした。

部下本人ではなく、仕事の出来を見て話しをするスタンスや、上司や周囲の環境が求めることにどうやったら応えられるかという会話がメインだったことにコーチング研修を受けて気がつき、部下のビジョンや今後のキャリアに向き合った会話が一切できていないことにハッとしました。

相手を変えるのではなく、自分が変わらないと人はついてこないと実感した瞬間でした。

また、今でも記憶に残っている学びが、信頼関係を構築するために大事なのは「相手に対する好奇心」という言葉です。

当時の私は、仕事に対する好奇心はあったけど、相手に対する好奇心は全く無かったことに気づいて自分でもびっくりしました。

管理職である以上、能力的に素晴らしい、知識がないと尊敬してもらえないと思っていました。そのため、できないことをできるようにがむしゃらに取り組んだり、自分の弱さや欠点を見せずに鎧を被って部下の前で振る舞っている自分がいたことに気づきました。けれども、いい人間関係を育み、良いチームにするには、まずは相手に興味を向けることが大事であるとわかって、これからの大事なヒントがもらえた気持ちになり、心の荷がおりて楽になりました。
そして、興味関心を向けて接することが本質的な関係性を育むことに直結するならばとてもいい!やってみたい!と感じられたことから、コーチングを本格的に学び始めました。

1.2「相手の可能性を信じるメンターになる」が自分の夢に

学びを深めたいと思いスクール受講するものの、妊娠出産などのプライベートの変化も相まって一旦中断を余儀なくされました。
その後、リーマンショックが起き、私もリストラの対象となりました。

仕事ができると思い込んでいただけに、リストラ自体もショックな出来事でしたが、それ以上に当時子供が1歳で残業ができない、金融業界全体が不振で同業種にも転職できない、働くこと自体ができないという経験をしました。
本質的な人間の能力を高めていかないとこの先やっていけないんだと強く感じ、コーチングの学び直しを再開しました。

その後、ご縁があり転職先が決まったタイミングで、もっと自分を変えていきたいと思いコーチも自分でつけて、クライアント体験を積んでいきました。

コーチになりたい気持ちが高まり学びを深めていたタイミングで、乳がんが発覚しました。
子供が3歳ぐらい、このまま彼が成長していくことを見れなかったらどうしようと辛く悲しい時期で、死と隣り合わせの毎日を過ごしました。

ただ、その経験が、「本当にやりたいことをやっていく」という背中を押してくれるきっかけにもなり、「相手の可能性を信じるメンターになる」という目標ができました。

また、成人発達理論を学ぶ中で、「自分の中に、多数の矛盾した価値観を受け入れることが人としての器を広げること」ということを知り、病気の経験はただ辛かった経験だけではなく、人としての器を広げるために必要な出来事だったんだと捉えることができて今では感謝を感じています。

ただ、今でこそ感謝できるようになったものの、20代・30代の当時は悩みの中に埋没して出口が見えない感じをずっと体感していました。

それが、コーチと対話することで、自分の心のもう一段奥を見ることができ、温かい質問をもらうことで自分では到達できなかった視点から考えることができて悩みと客観的に向き合うことができるようになり埋没することがなくなりました。

自分で自分に質問するとしても、できないこと前提・自分を信頼していない前提で、「どうやったらできるの?」「なぜできないの?」と問うてたところが、自分を信頼した上で質問してくれているコーチからの質問にたくさん触れるようになって心地よさを感じ、自分としっかり深く向き合うことができました。
私もそういう関わりができる存在になることで、悩みを多く抱える方のお役に立ちたいとメンターの道に進むことに決めました。

2.管理職の成長・変化事例

2.1表面上の課題ではなく芯の課題を理解することが成長に直結する

下記のようなお悩みをもった管理職からの相談が多いです。

・新しいポジションや役職に就いたが目線を引き上げるのが難しいというプレイヤーからマネジメント視点への変革への悩み
・どのように振る舞えば、メンバーがついてくるのかわからないというリーダーシップのあり方への悩み
・上からは変革を期待されて昇進したけど、組織自体は従来のあり方のままで、どうリーダーシップを発揮していったらいいのかわからないという組織の期待値のすり合わせや自身のリーダーシップのあり方への悩み
・物事を推進し課題解決していく過程で生まれる人間関係の悩み

こういった悩みに対してメンタリングする上で大事にしていること、それはクライアントの課題を芯から理解することです。

マネジメント経験の浅さや知識・経験不足だけではなく、管理職になるほど、いろんなしがらみや人間関係に縛られることから、思うようなマネジメントを発揮できていないケースもあるため、メンターである私がクライアントの課題を芯からわかる必要があると感じています。
ご本人が認識している課題だけではなく、職場や場合によってはプライベートの人間関係の部分まで質問を重ねながら課題を芯から理解するようにしています。

また、この質問がなんのためにされているのかわからないと答えたくない方もいるのでコーチングというメソッドは大事にしていますが、相手の理解や学び方の特性に合わせて課題図書を出して関わっているケースもあり、その方お1人お1人に合わせた関わり方を通して、課題を芯から捉える工夫をしています。

2.2あり方や心の状態が変わると目に見えて変化する

このように相手の状況に合わせメンタリングを複数回実施することで、

・自分の強みを理解できる
・自分の弱さや欠点を受け止めることができる
・自分に自信を持てるようになる
・失敗から学べる人になる
・未知の体験に対してオープンな自分になる

このような状態に変化し、結果として、

・自分なりのリーダーシップスタイルが見つけられた
・個性を見極めてマネジメントができる状態に変わった
・自分がやるべきことと権限委譲するべきことが明確になった
・自分と違うタイプの部下のマネジメントがうまくいくようになった
・自分のやることの責任範囲が明確になり、ワークライフバランスが取れるようになった

表面上に現れていた業務に直結する課題解決に繋がるだけではなく、本質的な課題であったプライベートの課題も同時に解決したというケースもあります。

3.管理職の成長に必要なこと

3.1 短所や至らなさがあることを認めることが第一歩

もがき苦しみ悩む中で、自分以外のものになろうとすることがあるけれども、自分は自分にしかなれません。

何かを改善させたり進歩させていくことは大事だけど、欠点や短所を誰にも見せないように隠そうとすると本来の自分らしく振る舞えなくなってしまう側面もあると思っています。

自分自身の強みや長所を発揮するためには、同時に自分の短所や至らなさが【ある】ということを認めて、しっかり受け入れることが大事です。

どちらの側面もあるのが自分なんだと本当の意味で受け入れることができて腹落ちすると、自分らしいリーダーシップのあり方が見えてくることが多いです。
私はこういう人間ですというありのままの自分で他者と対峙できて、クリエイティブな会話ができるきっかけになったりもします。

マネジメントにおける正解を求めて悩んでいる方も多いですが、正解探しをするのではなく、まずは、長所も欠点も短所も丸っと受け止め、できる限り、できる範囲で改善はしていくこと、今の自分に自信を持って物事や人と対峙していくこと、これらの繰り返しが管理職の成長に必要なプロセスの1つとも言えます。

3.2 ネガティブ面を直視することが本来の力を発揮する起爆剤

管理職は、自分自身を鍛えることを一生懸命してきた方々が多いです。
いつの間にか誰にも弱みを見せられなかったり、一生懸命やっているのに周囲は裏の努力を見ずに、できて当たり前という前提で接せられることも多いかと思います。
承認されないことに悩んで、もっと認めてほしい・感謝されたいという子供みたいな自分にももどかしさを感じているという複雑な気持ちを持ち合わせている方が多いです。

そんな状態の中、前に進むためにネガティブな気持ちを感じる事象を見て見ぬふりをするケースが多いですが、自分の本来の力を発揮するためには、ネガティブな部分こそしっかり見ていくことで、結果的に自然とポジティブになっていくケースが多いです。

今困っていること、ネガティブな気持ちを感じた事象や気持ち・感情を吐き出していただけるよう少しの質問を問いかけることで、自然と本来持っている自分の力に気づき自信が湧いてきたり、勝手にビジョンに向かって進みたいと感じていただけるような状態にもなったりします。

管理職の皆さんは、なんでも話して良いんだという安心からくる話しやすさと少しの質問があれば勝手に力を発揮できる人たちだと思っています。

何回修羅場を切り抜けてきた人たちなんだ!という方が多いので、少しの問いかけから、「そういえばあんなことをやり遂げた!」と自分の過去の経験を思い出し、自然と自分に自信が湧いてくる。その状態で現状の悩みに向き合うと自分自身や事象への捉え方が変わるため、向き合い方も変わることが多いです。
その方が強さを秘めているポイントを見つけていくことを意識して向き合っています。

4.一人で悩まないで。本来のあなたには力がある。

4.1不確かな中で意思決定の連続の20・30代こそメンタリングで自分らしい一歩を

私自身、今年50代になる節目の歳。
自身の20代・30代を振り返ると、とにかく人と競争させられる環境で、競争社会の中で一歩抜きん出ようと思うと強みを伸ばすことよりも、苦手なことを改善していく思考に囚われていてとにかく苦しく悩みが多い時期でした。

また、結婚・出産・育児・乳がん治療とプライベートにおけるライフスタイルの変化も相まって、悩みが尽きない時期を経験しました。

実際にご相談にきてくださるクライアントの悩みを聞いていても、20代・30代の若い方、特に女性は、ライフイベントが重なる時期でもあるので自分でキャリアをガチっと決めきれない不確かな中で生きていかざる負えない状況の方が多く、男性よりも柔軟性やしなやかさが求められる性だと感じています。
そういう意味でも苦しさや不安を感じている時は、一人で悩まずぜひ、メンタリングを活用していただきたいなと感じています。

4.2影響力が高く重圧に苦しんでいる管理職こそ本来の力に気づいて欲しい

また、組織において良くも悪くも管理職が組織の風土やカルチャーを決めると感じています。影響力が高く重圧で苦しんでいる人も多いと感じているからこそ、管理職が自分ならではのマネジメントスタイルを見つけて良い影響力を与えられる状態になるように応援したいです。

数々の修羅場や困難をすでに乗り越えてきているあなたは本来は力強い。
そして知恵もある。だけど、悩みの中にいるとどうしても自分のことや周りのことが見えなくなってしまうことがあります。
改めてメンターという相手を通してそんな自分自身を知るということをしてもらえたらなと感じています。


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