見出し画像

自分の弱さと向き合えない

「本当の強さとは自分の弱さを認めることにある」

ジークムント・フロイトの残した有名な言葉です。

私は、長年自分の弱さから目を背けてきました。

口論ではいつも負けてしまうし、人から威圧的な態度をされると、気押されてしまうことも多いです。そんな自分を隠しながら、快活で仕事のデキるビジネスマンを演じてきました。

大学卒業後25年間、営業職に就いていましたが、子供の頃から競争意識は希薄で、他人を蹴落としでも上に行こうとする気持ちは持ち合わせていません。

前の会社にいた5年前、「マルチタスクこなしてますね!」と部下に言われて、一瞬得意になることもありましたが、内向型の自分は、もともと狭い分野を深める方が向いていて、マルチタスクはあまり得意ではありません。

そう。本当は無理をしていたのです。

今から4年前に、うつ病と診断されて以降は、嫌でもそんな自分と向き合わざるを得なくなり、すっかり気持ちが塞ぎ込みました。

「誰とも会いたくない。放っておいてほしい」

毎日そんな気持ちで過ごしていました。

そして今、4年前のように、失意の中にいます。年末年始から年始にかけてのプレッシャーとストレスにやられてしまいました。

会社を三日連続で休みました。仕掛かっている仕事や部下のフォローも放りっぱなしです。

今は、自分の心に向き合う余裕はありません。

いいなと思ったら応援しよう!