見出し画像

【コスモスモアのCSV活動】SDGsって何から始める?戦略室の若手に聞いてみました

こんにちは!マーケティング統括部よしまちです。
先日CSRレポート【サスモアvol14】が発刊されました。

▼コスモスモアはどんな会社?はこちらの記事で紹介しています。

サスモア2022

https://www.goodplace.co.jp/sustainability/pdf/susmore2022.pdf

サスモアを作っているのはCSV戦略室。社長の枝廣さんを中心に8名で活動しています。
今回は2021年度から戦略室に入った笹尾さんにCSV活動の魅力について伺いました!



コスモスモア CSV活動の歴史は長い

コスモスモアのCSRレポート【サスモア】は15年の歴史があります。(新型コロナウイルスの影響により2020年は休刊)。

コスモスモア CSRレポート
コーポレートサイトには2015年から掲載されています。

https://www.goodplace.co.jp/sustainability/pdf/susmore2015.pdf

社内有志で活動を始めたのが2008年頃。当時はゼロエミッションバーベキューの開催や、中央防波堤埋め立て処分場の見学など。2008年に入社した私の新人研修は「マイ箸、マイボトルの啓蒙ムービー制作」でした。
CSR推進室(現在のCSV戦略室※1)となったのは2012年のことです。
東日本大震災は私たちにも大きな衝撃をもたらしました。コスモスモアなりの東北支援を考え、岩手県陸前高田市のボランティアを皮切りにコワーキングスペース立ち上げのプロボノ参画、同じく陸前高田市のスポーツグラウンドづくりの支援などをしてきました。毎年スタディツアーとして東北視察を継続。 社員30名ほどが参加する注目企画でもあり、コスモスモア社員のCSR活動への関心を高めてきました。
環境社会検定試験通称eco検定の保有率は2021年ついに過去最高の96.1%に達しました!

※1)企業としての社会的責任を果たす役割(CSR)から、収益性・継続性を念頭に置いた社会課題の解決が促進されるよう、事業発展をさせる役割(CSV)へ進むために、CSR推進室はCSV戦略室と名を改め、外部知見習得会の開催や社内SDGs関連の取り組みを全社へ紹介したりしています

CSR推進室からCSV戦略室へ

CSV戦略室の若手、笹尾さんに聞きました!CSVって楽しい?どんなことをしているの?

入社5年目、建築事業部ストラテジックデザイン課で設計者として活躍している笹尾さん。
旧CSR推進室卒業生でもある私、よしまちがお話を聞いてきました!

サーフィン、登山、キャンプなどが趣味なアウトドア派!CSV 戦略室に入ったきっかけは社長の枝廣さんに やらない?と誘われて。

知識0から独学で取り組んだメルマガ配信

ーCSV戦略室ではどんな活動をしていますか?
笹尾:室のメンバーは室長の枝廣社長を筆頭に8名いて全員兼務。

CSV推進室の組織vision
CSV推進室の組織ビジョン

①社内発信担当 ②サスモア担当 ③外部知見習得担当 ④エコ検定サポート担当 など役割があります。
私はその中で①社内発信担当 として月1本のメルマガ発行や社内チャットに各部のCSV取り組み事例の共有、②サスモア担当 としての誌面企画から取材、校正などを行いました。


コスモスモアCSV戦略室の打ち合わせ
CSV戦略室の先輩とは街づくりのこと建築のこと、プライベートのことも語ります

ー1年活動してみて、楽しかった取り組みはなんですか?
笹尾:メルマガ  ですね。まずはじめに取り組んだことです。これまでも社内メルマガはありましたが、もっとコスモスモア社員に見てもらうにはどうしたらいいのか、と考えて。視覚的に見てもらえるHTML形式にいきつきました。ネットで勉強してみたり、友人に教えてもらったりして試行錯誤を1年繰り返しました。毎月1本発行しています。SDGs SPECIAL COLUMNのコーナーを作って、私が気になった商品や、参加したSDGsイベンなどについて書きはじめました。アウトプットの機会をつくるとインプットをしようと意識するようになるんですよね。いろんな情報が集まってきて、おもしろいなと。

CSRレポート・サスモアの制作も面白かったです。構成を考えて、取材を組んで。今年は外部知見習得会を6回と数多く開催しました。どんな方にどんな講習をしていだたいたのかを伝える内容を入れました。また、エコ検定の取得率が過去最高の96.1%を達成しました。この社外にアピールしたい点とか、自社で取り組んだプロジェクトがコロナ禍におけるSDGsとしてどれだけ親和性があるかフォーカスして作りました。

見やすさがレベルアップされていったコラム

4年目で経験した、中期経営計画の策定

ー笹尾さんは楽しそうに取り組んでいますよね。CSV戦略室に入ってよかったことはどんなところですか?
笹尾:2022年4月から新5か年計画のスタートするため、昨年度に中期経営計画策定に携わりました。入社4年目ではなかなか関われない業務であり、視野が広がりました。CSVは経営と密接なものなので、中期経営計画を通して経営目線を知ることができましたのがよかったです。
CSV戦略室は全社横断的な組織であり、各事業部のCSV取組み事例を収集しています。私は入社して以来ずっと建築事業部ですが、オフィス事業や大阪支店の取り組みをキャッチアップできて勉強になります。同期がこんな案件をやっているんだ、と知ると刺激も受けます。月1回開催されている各部会ではCSV戦略室の発表があります。そこでCSV事例を紹介しているので、建築事業部はファシリティ事業の事例を知ることができるし、ファシリティ事業部は建築事業部の事例を知ることができる。全社員がモア全体のCSV取り組みを知るきっかけになっています。

ターニングポイント!大学時代のポートランド建築留学

ー昔からCSRとかSDGsに興味があったのですか?
笹尾さん:大学生の時にポートランドへ留学しました。AIA(アメリカ建築家協会)が募集していたプログラムでアメリカ西海岸のポートランドに行き、建築設計事務所でのインターンに参加しました。

アメリカ現地で設計プレゼンをしている笹尾さん
英語でエスキス(設計相談会)もしていた

ポートランドって街全体がサスティナブルで、住んでいる人が自然に環境を大切にした生活を取り入れている。全米で最も住みやすい街と呼ばれているのですが、それは住民たちの高い自治意識からなると思います。「街は自分たちがつくる」という言葉通り、住民の自治組織であるネイバーフッド・アソシエーションが街について毎月語り合います。行政と住民が一体となって街のことを考えています。
パール・ディストリクトと呼ばれる地区はもともと工業地帯でしたが、多くのアーティストの流入やインフラの整備、リノベーションによる開発などで行政と住民が一緒に考え行動を起こした結果、サスティナブルと楽しさが共存したエリアになりました。例えば、パウエルズ・ブックスという本屋は新刊と古本をごちゃ混ぜにして売っています。そんなところにポートランドらしさを感じます。
ここでの体験が私のSDGsの原点だったと思います。

何でも売ってしまうお店。日本なら廃棄しそうなものも売って、買う。

CSVとかSDGsとか、難しそうなのですが、CSVの活動を読み解いていくと、SDGsにつながります。SDGsは国連で決めた世界の共通言語で17の目標があります。このSDGsの中身は新しいことや難しいことに取り組もう、というものではありません。例えば古着。古着を購入する、と行動することがSDGsの12番「つくる責任 つかう責任」や13番「気候変動に具体的な対策を」などに該当します。普段何気なくしていたことがSDGsであり、それを理解すること、大切にすると意識することがSDGsではないでしょうか。意識の仕方で自分の行動が変わる。SDGsが企業のCSV活動のベースになると思います。

笹尾さんファッションチェック。足元はフランスのヴィーガンスニーカーVEJA(ヴェジャ)。再生ペットボトル、フェアトレードで仕入れたオーガニックコットンなどサスティナブルな素材で作られている。

ー勉強になりました…。CSV活動のこと、サスティナブルにつながること、笹尾さんに聞いてもいいですか?
笹尾:もちろんです!CSV推進室メンバーは日々学んでいますし、コスモスモア全社でもいろいろな取り組み事例をストックしています。サステナビリティやSDGsを盛り込んだ提案がしたいときの相談役になれればと思っています!

知識の幅が果てしない。インタビューのご協力、ありがとうございました!

何でも知っている笹尾さん。キャンプや料理やサーフィン…興味の幅が広く、とことん追求する姿勢が素敵な設計者です!本記事の写真も撮り方を教えてもらって撮ったものです。(マイミラーレスカメラを買いました!)ポートランド留学時代には動物園の設計をして、カピバラ棟担当だったそう。カピバラの生態にも詳しいので、カピバラ好きな方も笹尾さんにご相談ください。

動物園設計プロジェクトのサンプル。モアオフィスにある石のサンプルとは趣が違います。

本日の書き手:よしまち


この記事が参加している募集