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生理痛に効果大!?股関節のストレッチ


ランニングのトレーニングとして始めたストレッチ

趣味のランニングが発端

趣味と心身の健康維持目的で、週2、3回、ランニングをしている。時々ハーフマラソンやトレランの大会に出たりする程度で、ランニングは好き。
でも元々陸上競技が大の苦手で足が遅く(クラスで1、2を争うほど足が遅かったので体力測定の日が本気で嫌だった)、3年以上ランニングを続けている今でも、タイムはかなり遅い。ジョギングレベル。
私はゆっくりと長く走られることで得られる幸福感と達成感が好きで走っているので、別に足が速くなることを目的としてはいなかった。でもちょっと、自分のコンフォートゾーンから飛び出てみようか、という気持ちに先日なり、YouTubeで走り方の改善動画など、タイムを上げるためのリサーチを始めた。

そんな中で、何人かのランニング系YouTuberが勧めていたのが、股のストレッチ。股関節周辺の柔軟性を高めると、お尻の筋肉や腸腰筋といった普段の生活では眠りがちの筋肉が使いやすくなるので、足も速くなる!という理論があるそうだ。ふむふむ、ということで、5週間ほど前から、股関節回りのストレッチを始めたという経緯になる。

(ちなみにストレッチ開始直後はものすごく体が硬かった。屈伸しても指が地面に届かず。週の5日座り仕事で有酸素運動はしてもストレッチやヨガは一切せず、肩こりにも悩まされ。コロナ前に少しだけ練習していたキックボクシングでも、先生にお前股が硬すぎと指摘されていた。「ストレッチの習慣を取り入れないといかんなぁ」とやんわり思いつつ、うん年経過。)

ストレッチを始めて10日目に

無痛で生理が来る

普段は生理前の1週間、走ると子宮のあたりが痛くなったり、生理になる1日、2日前は夜に強い痛みを感じるので、それが「そろそろ生理が来るな」の知らせになっていたのだが、この時はそれらの兆候なしにするりと生理が来たため、驚いた。なぜに?!

実は、数年前から生理痛がひどくなり、悩んでいた。
それ以前の私は幸運にも月経がものすごく軽く、生理痛に苦しんだ経験がほぼ無かったため、強い痛みを感じるようになった変化に「もしかして子宮に異常?筋腫?」と不安になり、ドイツでも日本でも婦人科で検査をしてもらったのだけども、「全く異常なし、健康そのもの」。ドイツでお世話になっている婦人科の先生には、「年齢が変われば、ホルモンのバランスも変わる。月経の痛みが急に出ることもある。自然のことだから、どうしようもない」と、エイジングには逆らうな的な話までされて。シンガポールの友人が母国に一時帰国をした際に婦人系の問題に効く高い漢方薬を買ってきてもらい、それも試してみたけども、効果は感じられず。
月に一回、数日のことだから仕方ない、と放置を決心。女に生まれてきたことを恨む、哀しい数日間。
だからこそ、とても久しぶりに来た痛みのない生理に感動を覚えた。何だ?私、何か違うことをやったか?!

そうだ、ストレッチ!

日課になったストレッチ

朝か晩か、もしくは朝晩の2回、15分ほどのストレッチを続けている。屈伸で地面に指が届くようになった!走っていても、右の大腿筋が痛くならない!足の運びがスムースになってる!かも!と体が柔らかくなっていく幸せを日々味わっている。

そういえば、昔通っていたヨガクラスで生理痛やPMSを緩和させるポーズなんてものがあったな…と。「ストレッチなんかで効くんかい」と半信半疑、当時は月経の悩みもなかったのでスルーしてたけども、意外と根拠のある運動のなのかもしれない。5000年もの間脈々と受け継がれてきた知恵を侮ってはいけない。

持論

皮膚も臓器の一種。内臓も筋肉も筋もつながっている。
硬かった股関節や太ももの筋肉をほぐすことで、足の稼動がスムースになる。相乗効果で、膣あたりの筋肉も柔らかくなる。生理とは子宮の収縮運動で起こっているものなので、筋肉が凝り固まっているということはそれだけ収縮作業がキツくなるということなのでは?!という見解に至った。
膣を起点とした股周りの筋肉や筋が柔軟になるということは、子宮の動きもスムースになるということ。スムースになるということは、生理痛が起きないということ。妙に納得。

そして2回目の生理も無痛

ストレッチを続けて38日目に来た生理も、奇跡の無痛。「私の生理痛の悪の根源は長年ケアを怠ってきた股関節だったのか…」と腑に落ちている現在。しかしながら、「3度目の正直」という言葉があるので、来月の生理も無痛かどうか、「ストレッチが生理痛に効く」真偽の判断は、それ後にしたいと思う。

ストレッチをすると、心が軽くなる

ドーパミンはやる気や幸福感を得られるだけではなく、運動や学習、感情、意欲、ホルモンの調節など多くの生命活動に関与しています

だそうで、ストレッチもドーパミン出すのに効果的だそうだ。朝やるとやる気が出て、寝る前にやると幸せに眠れる。イラっとした時にささっとストレッチで体を動かすと、頭がスッキリする。「ホルモン調節」機能も、もしかしたら無痛月経に貢献しているかもしれない。

おすすめストレッチ五選

関節と足の筋肉伸ばしを中心に行う。

1. ダウンドッグ

ヨガのポーズ「ダウンドッグ」は英語で Downward-Facing Dog という。だいたいヨガのクラスで最初に行う、全身の筋肉をアクティベートするポーズ。これを毎朝、5回やる。健康のために、白湯を飲むような感覚で。
このポーズがいい理由、ハムストリングからアキレス腱まで、足のありとあらゆる筋肉が伸ばせるから。

2. 大腿四頭筋のストレッチ

膝を折り曲げて、踵をお尻の横につけて行うストレッチ。ヨガでは 英雄のポーズのリクライニングバージョン と呼ばれる。

基本姿勢: 座った状態で両膝を折り曲げ、足の甲を床につけ、踵がお尻の外側にくるようにする。
徐々に後ろへ: 上半身を後ろに倒していき、最終的には仰向けになる(できる範囲で)。
手の位置: 腕は体の横にリラックスさせるか、頭上に伸ばしてもOK。

3. 股関節回し

股関節を円を描くように回すだけ。

4. 開脚前屈

両足を広げて立ち、腰から上半身を前に倒していく動作。30秒耐える。股が裂けそうになる。

5. 蝶のポーズ

股関節や内腿を開くことを目的としたポーズで、リラックスや柔軟性向上に役立つ。

 両膝を曲げ、足の裏を合わる。両足のかかとをできるだけ体に近づけ、足裏をぴったり合わせる。背筋を伸ばし、膝をパタパタと上下に動かすだけ。背筋を伸ばしたまま上体を前に倒すと、ストレッチが深まる。

以上のストレッチと、他の動きも合わせて、大体15分ほど、朝晩やっています。

ちなみにストレッチでぜひおすすめしたいのが、UtaRunさんの動画。股周り、足のストレッチは月経痛にも効く!やる気が出ない時は、以下の動画を見てやっています。無理のないストレッチで、大変おすすめ。


そもそも「生理痛」という現象が異常である

邱紅梅 著「生理痛は病気です」

邱紅梅さんという婦人科のお医者様が書かれた「生理痛は病気です」という本を読んだ。そこには「生理痛があることが自体が異常であり、鎮静剤で誤魔化し続けるなんて御法度」という理論が展開している。(彼女は漢方薬などを使って治療するらしい。)「年から来るホルモンバランスの変化だから、生理痛は仕方ない。諦めろ」と言ったドイツの医者とは、正反対の意見である。
でも、やっぱり、何か子宮に異常があるから。体のどこかが不調を訴えているから。痛みが起こるのだろう。

「ここ最近の2回の生理は無痛でした」と断言しておきながら、実はそのうちの一回の生理中、三日目に寒い中Tシャツでランニングに出かけるという暴挙に出てしまった。体をかなり冷やしてしまい、その後激しい腹痛に襲われた。足先が氷のように冷たくなっていたので、すぐに温水シャワーを浴びた。すると腹痛もさっと治った。体温が急に下がり、子宮がSOSを出してきたのだ。
痛みというのは、体からのSOS信号だと信じている。例えば頭痛、何か不調があるから痛みという形で現れる。それを鎮痛剤で誤魔化して仕事を続けるのは、何か違和感があるというわけで。痛みというSOS信号は、受信しないといけない。痛みがあるということは、そこに何か改善すべきものがあるということ。

生理痛は早期相談を

今の所、ここ数年のひどい生理痛は、おそらく柔軟になってくれという体からのSOS信号だったと捉えている。生理痛に悩んでいる人、特に原因がわからない人は、とりあえず1ヶ月ほど朝晩股関節あたりをほぐすことに注力してみてもいいのではないだろうか。
ただ、一人で生理痛に悩んでいるようなら、一刻も早く医者にかかって検査をしてもらいたい。私の友人にも、子宮筋腫などで手術に至った子が幾人もいるので、痛みが病気からのSOS信号であることも大いにある。私も一年に一回、必ず定期検診に行っている。

番外編: Monk's Pepper の摂取

もう一つ、多分7月ごろからダラダラとやっている(よく飲み忘れる)ことがあり、それがMonk's Pepperというハーブのサプリ摂取。ドイツではとてもポピュラーなハーブで、ホルモンバランスの調整、PMSの改善、不妊治療などに効果があるとされており、ドラッグストアで安く手に入る。
日本では「アグヌス・カストス」や「聖人の胡椒」などと呼ばれているそう。

ドイツのドラッグストアで買えるやつ。

もしかしたらこのサプリも助けになっているのかもしれない。

あとはやっぱり瞑想も良いです。精神安定すると、体が落ち着く、子宮も落ち着く。

このままストレッチも続けて、これから数ヶ月、体にどんな変化が起こるのか観察を続けていきたいと思う。皆さんも、ご自愛くださいませ!

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