痛みや違和感があっても"とりあえず"食べることができていれば・・・
なぜお口のメンテナンスの優先順位は低いのだろう…
お口の中は、痛みや違和感があっても一時的で
"とりあえず"食べることができいれば
そのまま過ごすことがほとんどです。
痛みを我慢して、もう限界という時に病院に駆け込んでも
時すでに遅しということがあります。
そのパターンが口の中のトラブルであることが多いです。
違和感程度の症状が生理的にあなたの体に無理のない範囲かどうか、
または病態を進行させる程度でないかを
吟味することかできない段階であることがあります。
それは、限界まで我慢した歯に対して
あなた自身も"痛み"としてしか状況を伝えられず
その他の原因を探るための正確な情報を発信できないからです。
この負の流れは、診断に活かせず、せっかく痛みを取るために受診したのに
非常に辛い思いをさせてしまうこともある…
お口の中は、繊細で敏感なはずなのに"慣れ"ていく…
"とりあえず"食べることができている慣れは、
センサーを鈍らせてしまいます。
お口は、温度の差が激しいものや柔らかい、硬いものへの対応能力、
様々過酷な環境を乗り越えつつ食べるを助けているわけです。
そのセンサーを鈍らせることなく、
あなたの体からの信号に耳を傾けてください。
そこから、デンタルケアはスタートします。
最後まで読んでいただきありがとうございます✨
人の体は不思議。歯も奥深く、咀嚼リズムが
こんなにも感情に左右されるのかと日々勉強です。
歯科で食事指導を行う際に、食事内容をとりあげて
よく噛むものや歯にいい食べ物をお話するだけでは
現実的ではありません。
まずはその環境が整っているかどうかが基本だと常に感じます。
一口腔単位で診療を行う院長のもと学んだことを記しています。