vol.22 6月1日は、歯固めの日
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6月1日は、「歯固めの日」と言われています。
長寿を祈る行事の一つとして平安時代初期に中国から伝えられた行事です。
歯を齢という意味に解して、
歯を固めることが長寿のもとになると考え齢を固めて長寿を願い、
正月三が日の間、鏡餅・猪・鹿・押鮎・大根・爪などを食べたそうです。
民間では、歳神に供えた鏡餅そのもののことを歯固めというところが多く、
夏季まで保存し、6月1日に食べるという風習が伝わったとのこと。
このような由来から平成6年6月より日本チューインガム協会は、
毎年6月1日を「チューイングガムの日」と制定しました。
しっかりと噛むことの大切さ、健康の大切さを見つめ直す機会として制定されています。
「歯固め」という言葉には、長寿を祈る、また健やかに育っていくようにと意味が込められています。
歯固めは、「乳児の玩具。まだ歯の生えない乳児が噛んだりしゃぶったりして歯茎を固めるもの。」とされていますね。
「噛むことは健康にいい、体にいい」ということは古くから言い伝えられていることで
「歯固め」という言葉には、長寿を祈る、また健やかに育っていくようにと意味が込められています。
今回の参考文献・引用元は以下の通りです。
岩波書店『広辞苑第四版』
大月書店 磯村 寿賀人『おもしろい歯のはなし 60話』
口の運動不足を解消しよう!
日々の食事でも噛むことを意識していただきたいのですが、
ガムをエクササイズの一貫としてご紹介することがあります。
また、日中に噛みしめる癖のある人、
カチカチと意図的に歯を合わせる人にもおすすめしています。
つまり、緊張状態が長く続く口の中をリラックスさせる効果もあります。
甘味料の代用品としてキシリトールやラクトースが
使用されているものを選択し、
ぜひ決まった時間に「ガムエクササイズ」を試みてください。
日頃食事で噛むことを意識していない人は、
こめかみの辺り、エラの辺りに「疲れ」を感じると思います。
この疲れが筋肉への刺激になり、ぼてーっとした頬を引き締めてくれます。
内面からの刺激で美しい顎ラインも手に入れましょう!
おまけ・・・
齢の意味について調べてみました。
「生まれてからこの世に生きている間」に
「歯」という感じが含まれていますね。
生きている限りしっかりとケアし、
うまく付き合っていくことで歯の健康寿命も伸ばすことができます。
特に日本人は、二の次にしてしまう「歯」大事にしたいですね。
加齢で歯が悪くなる。。。
諦めないでください!
一人一人の患者さんからあらゆる習慣を伺いながら、
一口腔単位で見続ける院長の下に働き、
全身と口腔の関係は奥が深いと痛感しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました✨