だまる。

好きな食べ物を訊かれると戸惑う。

うちの血族は、わたしがお寿司を好きだと認識していた。

お寿司でもここのは好きだけど、あっちのは嫌いというのがある。自分でも細かいと思う。あえて他人に言うものでもないと思っている。
家から一番近いスーパーのお寿司はめちゃくちゃ嫌い。
あのスーパーのお寿司嫌い、一言言ったら、「あのスーパーの」が消え去り、お寿司を嫌いなことにされてしまう。
一旦、嫌いって認定になると、自分で好んで買って食べようが、「嫌いやったん違うん!嫌い言うたやろ!」ギャー。キチガイが発生する。

黙るしかなくなる。

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