はじめに

皆さま、はじめまして。

私はずっと生きづらさを感じていました。
生きづらさの原因は自分にあるのではなく、
私に関わる人達が原因だと思っていました。

幼少期に多くの大人から教えられた、
友達とは仲良く
皆んなに優しく
自分が嫌な事は人にはしない
正直に、嘘はつかない
人が傷つく事を言わない など

元々おっとりな性格で、争いが苦手で泣いた子が居るとほっとけなかった私は、忠実にそれを守ったのです。

小学2年生の時、隣のクラスで給食缶の中身を全てこぼしてしまった事がありました。
隣のクラスの担任が、給食を廃棄するのに花壇に埋めていたのを見て、私は『汚いね〜』と言ったのです。
先生が穴掘りをしてドボドボと流し込むのを見ての率直な感想で、その場にこぼしてしまった生徒も居なかったし、誰かを傷つける言葉ではなかったと思っていたのですが、
先生は私の言葉を聞き
『心の無い子だね、あっちに行きなさい』と叱りました。
その言葉に傷付いたとかは無かったけれど、相手を怒らせてしまったのはとても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

想った事を言えなくなった最初のキッカケだと思います。
徐々に友達間でも相手の意見に従うようになって、自分の想いは言えなくなっていきました。

段々と意思が出てくる年齢の頃のつまづきが、どんどんもつれてしまって、大人になって自分の意思で歩めなくなっていくとは想いもしませんでした。



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