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部分痩せが出来るとした人間は足が人参みたいになるはず。

こんにちは。メディカルフィットネスジムRaybeの錦戸です。
本日は雑記的な内容ですが巷でよく聞く部分痩せについて書いていきたいと思います。また、ただただ不可能と書くだけでは面白くないので、そこの何故の部分に触れていきたいと思います。

①結論から書きますと部分痩せは基本的には不可能。

理由としては、脂肪自体が『ここは腕か~』『ここが足か~』と考えながら体内を移動している訳ではないからです。
また基本的に運動する事や日々の代謝の中で脂肪はエネルギーとして消費されていきます。

その時もお腹を使ったから、お腹から使うといったものではありません。
その理論では、日常で多く使われる筋は抗重力筋と呼ばれる筋肉です。

大腿四頭筋=ふともも
大殿筋=お尻
脊柱起立筋・広背筋=背中

この部位が寝転ぶ以外ではほとんどの場面で使われるので、脂肪はほとんどない状態にならなくてはいけません。

また体重が重い人の場合は、それだけ下肢の筋力を使うので、むしろ足だけがどんどん痩せていくことになります。

②何故部分痩せという言葉が流行ったのか

理由としてはいくつかあると思います。

1つはリンパマッサージなどリラクゼーションサロンの施術です。
所謂むくみと呼ばれる体内に広がった水分を押し流す事で部分的に痩せていく事があります。むくみについてはよく聞く方も多いと思いますが生理学的に理解している人はほとんどいません。

簡単に説明すると、血管の中を普段通っている血液の流れが停滞したときに血管から染み出るように皮下組織へ広がる症状です。

理由はいくつかあり心臓等からくるものもありますが、大抵は筋力の衰えから血管を収縮させる力が弱くなり、足先/指先などの毛細血管からむくみが生まれるというものです。

そのため、マッサージなどで血流を改善すれば部分的に細くなる可能性があります。

この様に脂肪とは関係ありませんが部分痩せの起源はここら辺の影響もあるのかも知れません。

2つめは筋トレ後の効果

筋トレをすると当たり前ですが、筋肉が引き締まります。
理由としては筋は収縮と呼ばれる機能で縮まる事で力を発揮します。
また良い筋トレは可動域を全体的に動かすように使うので、普段は最大まで曲げない筋肉などもしっかり動かす事が出来ます。

そのため筋肉は一時的に張力=筋の張りが強い状態になります。
これが客観的にみた時に部分痩せと呼ばれるのでないかと思っています。

こちらも脂肪自体の量は運動直後に減るわけではないのであまり変わりませんが部分痩せに似たような状態なので混同されやすいのかも知れません。

また運動自体で血流は良くなるのでむくみも同時に消えます。

ただ運動初心者の方ですと、その後に乳酸と呼ばれる物質が出てくるので

一時的に締まる→むくみが減る→次はまたむくむ

など細くなったり太くなったりを繰り返す可能性があります。
どちらにせよ筋トレも一時的に同じトレーニングだけをしていても、その部分の脂肪がなくなるという訳ではありません。

やはり全身しっかりとトレーニングをし、有酸素運動・無酸素運動・可動域・栄養など多面的な視点で考える必要があります。

まとめ


今回は部分痩せについて書かせて頂きました。
基本的には不可能だというのが科学の中では常識ですが、美容外科的なやつを使えば出来る場合もあります。

それはもう身体の機能どうのこうのと言ったものではないので確かに出来ると思います。

ただ食生活や運動習慣、その他ライフスタイルが変わっていないのに、瞬時に脂肪がなくなったとしても、またリバウンドすると思います。

部分痩せの動画を見て運動するのも良いのですが、それで効果が出ずに徐々に体重が増えたりしていくのであれば、しっかりと時間を作ってジムやフィットネスクラブで知識をつけながら運動する方が結果的には早いです。

また、ボディーメイクに関わる同業者の方も、確かに部分痩せや、マッサージで脂肪除去みたいな『楽して効果が出る』の宣伝方法は集客が楽ですが、結果的に続かなくなったり、評判が悪くなってしまいます。

また雇われる従業員さんも、自信をもって説明や宣伝が出来ないのでそのような会社は離職も多くなり易いです。

業界全体の不透明感が日本のフィットネスへの通いにくさに繋がっていると思います、是非日々勉強して協力して頑張っていきましょう。






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SOMA NISHIKIDO/メディカルフィットネスジムRaybe
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