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Pillow's BAR EXTRA
『yamaba’s recollection』
歩行者びぃさんの記事に刺激を受けて。
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知らなかったな」
『いらっしゃいませ。此処は少々不思議な場所でね、来るべくして来る人が来れる場所でもあるんですよ』
「来るべくして……?」
『そう、それが時空を超えてでも』
「此処はいつのどの時代だって言うんだい?」
『此処は酒を飲むところ、時代や世代やらは野暮というものですよ、お客さん』
「面白いマスターだな、1杯もらえるかい?」
『はい、だいぶワインを飲まれてお越しになったようで』
「ん!?なんでわかるんだ!?」
『上質なワインの香りを漂わせて入ってこられたのですぐにわかりましたよ』
「ほんと、何者なんだい?あんた」
『場末のBARのマスターですよ。ワインお好きなようですが、沢山飲まれたようなのでcocktailでもお作りましょうか?』
「cocktail??」
『酒飲みの人類の大発明ですよ』
cocktail マルガリータ
カクテル言葉は『無言の愛』
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ふと、スピーカーから流れる音楽。
【More Than Words】
『とてもいい歌です。きっと今の貴方にピッタリでしょう』
「…………」
『泣きたい時に泣くのも、大事な事だと……わたしは思います』
「まったく……あんた……何者なんだよ……」
『縁があれば、またお会いできるでしょう。今は少しだけ休んでいかれるといい』
「…………、ありがとう、マスター」
そう言うと彼は少し微笑んだ。
Pillow's BAR × Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民
歩行者びぃさんのワンシーンミュージックに刺激を受けてまして、スピンオフを書かせていただきました。
ビジュは新作です(笑)
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