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小説と詩を嗜んでみた。

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駄文ですが、お暇な時に。
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#つれづれ日記

風が吹く。【詩】

風が吹く。【詩】

快晴の中、風が吹く

強く、速く

もやもやとした心の中を

吹き飛ばす様に

道化師。【詩】

道化師。【詩】

辛くとも笑顔でおどける道化

舞台で舞い踊る様は滑稽

降りる緞帳事切れる身体

その様まるで棄てられた傀儡

決して見せない舞台裏

見せるは愛しく優しい貴女

推し量られるこの世の沙汰

後には戻れぬ茨道

貴女と歩く茨道

そんなわたしは彷徨う道化

心なんて。【詩】

心なんて。【詩】

何処にあるのかも理解らないのに

締め付けるような痛みしかないのに

想いが暴走して止めることも出来ずに

錯綜して迷い子になる事も必然に

心なんて
心なんて

木漏れ日から差し込む光のような

寒い日に包まる毛布のような

幼い頃撫でられた母の掌のような

繋がったあの瞬間のような

心は、なんて
心は、なんて……愛おしい

暮れ。【詩】

暮れ。【詩】

静かに

粛々と

暮れて終わる今日

休みは静粛で終わり

騒々しい明日が来る

洗濯の詩。

洗濯の詩。

揺れる揺れるシャツの袖

誰かに手を振っているかのよう

戦ぐ戦ぐタオル達

誰かに別れを告げるよう