小説と詩を嗜んでみた。

幸福な結末より

貴女を護れたらそれでいい。

[完]
#小牧幸助文学賞

暁月夜まくら

2023年11月7日 18:29

シン・コドク。【20字小説】

僕が消えたとして

泣いてくれる人は居ない。
#小牧幸助文学賞

暁月夜まくら

2023年11月4日 20:54

静電気。【20字小説】

優しく擦れて弾ける。

私達の間に来ないで。

[完]
#小牧幸助文学賞

暁月夜まくら

2023年11月4日 14:14

わたしの前の仕事で通信の仕事をしていた時期がありまして。
そこであったお話。

夜勤があり、事務所に泊まることが殆どだったんですが、東京の僻地で仕事をしてました。

AとBという事務所があって、Aがメインの事務所で、Bは補助的なところでした。

Aは二人体制の泊まり
Bは一人体制の泊まりでした。

事務所は僻地の塔みたいな作りで最上階で業務に当たってました。エレベーターはなく、螺旋階段みたいに登っ

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暁月夜まくら

2023年11月4日 13:49

欠けていく。【20字小説】

飴を噛む度欠けていく。

大切な女性の前歯。

[完]
#小牧幸助文学賞

やめろと言ったのにまたやるから……
欠けたってさ……
やれやれ。

暁月夜まくら

2023年11月4日 09:38

小宇宙。【20字小説】

ひつまぶしで暇つぶし。

言葉遊びの小宇宙。

[完]
#小牧幸助文学賞

暁月夜まくら

2023年11月4日 08:58

アイ。【20字小説】

わかったつもりの鼬ごっこ。

それが愛の形。

[完]
#小牧幸助文学賞

暁月夜まくら

2023年11月3日 16:13

荊棘。【20字小説】

どんなに傷む道でも歩む覚悟を、

あなたと。

[完]
#小牧幸助文学賞

暁月夜まくら

2023年11月2日 21:52

奇跡の日。

朝。ホームルームが始まる前の教室はいつもの様にやかましい。
その中でひとり。
秀才『黒駒鹿之助』は、参考書と向かい合う。
度の強い眼鏡が似合う黒駒は、学校生活1度も笑ったことがない。

『おーい、みんな静かにしろー！』

教室の引き戸を開けて、先生が入ってくる。
ひとりではなくふたりで入ってきた。
見知らぬ制服の女子。
『転校生が今日からこのクラスに入るからなー！自己紹介するからちゃんと聞くよう

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