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超簡単! アロマで作るマウスウォッシュのレシピ

暑さから一変、急に寒くなってきました。また、空気も乾燥し、風邪を引きやすい季節です。

今回は、風邪予防にも使えるマウスウォッシュのレシピをご紹介します。精油とウォッカを混ぜるだけ。超簡単です!

マウスウォッシュのレシピ

<材料> 100mlのウォッカに対して精油およそ1ml(希釈濃度1%以内)

  • ウォッカ(アルコール度数40℃以上のもの) 100ml

  • 精油(タイム・リナロール、ティートリー、レモン)合計で1ml以内。
    1滴当たりの容量が0.05mlの場合、合計で20滴まで。ドロッパーによって容量が異なるのでメーカーの説明書などで確認してください。

  • 保存用のガラスビン
    変質しにくく、洗浄して繰り返し使えるガラスビンがおすすめです。

<作り方>
ウォッカをビーカーに入れ、精油を滴下します。よく豆さじで混ぜてから保存用のガラスビンに移します。
ビーカーは計量カップで、豆さじは普通のスプーンで代用できます。使い終わった道具は、精油が残らないようによく洗ってくださいね。

できあがったマウスウォッシュ。しばらくすると精油が表面に浮いてくるので、使う前によく振ってウォッカと混ぜてください。

<使い方>
容器を振って、ウォッカと精油をしっかりと混ぜます。
グラスに半分くらいの水に対して、小さじ1(5cc)程度のマウスウォッシュを混ぜてうがいをします。最後は、真水で軽く口内を洗い流します。
口腔ケア用として使う場合は、歯磨き後にお使いください。

<注意>
うがいするときに、飲み込まないように十分に注意してください。

精油を使うときの注意事項

精油を使うときは次のことを必ず守りましょう。

  • 原液を皮膚や粘膜に塗布せず、必ず基材(水、アルコール、植物オイルなど)で希釈する

  • 絶対に飲まない、点眼しない

精油を水に滴下して口腔内に含むのはNGです。マウスウォッシュの場合、必ず精油をアルコール類で希釈したものを水に加えて使いましょう。これは、精油には水に溶けにくい性質(疎水性)があるためです。精油が水に溶けず、口腔内の粘膜に付着してしまいます。

スキンローションやアロマスプレーの場合は無水エタノールでもいいですが、マウスウォッシュのように口に含むものは、無水エタノールよりもウォッカのほうが適しています。

精油の作用について

今回使用した精油の作用と成分について紹介します。

マウスウォッシュに使用した精油の作用と成分

ティートリーには、優れた抗菌作用や抗ウィルス作用があります。スーッとしたグリーンな香りですが、薬のようにも感じられます。このにおいの元になっているのは、テルピネン-4-olという成分です。においが気になる場合は、後述するレモンと合わせて使うとよいでしょう。

タイムにも優れた抗菌作用があります。今回は、タイム・リナロールを使用しています。タイムにはこのほかにもタイム・チモール、タイム・ツヤノールなど、さまざまなケモタイプがあります。
精油に含まれる成分は、植物の生育環境によって組成が異なることがあります。これをケモタイプといい、含有率の最も高い成分を表します。
タイム・リナロールには、モノテルペンアルコール類のリナロールという成分が多く含まれています。タイム・チモールにはチモールという成分、タイム・ツヤノールにはツヤノールという成分が多く含まれています。
リナロールは、刺激が少なく粘膜にやさしいという特徴があります。これを活かしてマウスウォッシュに使いました。

また、タイムの抗菌作用はハーブティーでも活かすことができます。精油と違って飲むことができますので、温かいハーブティーは風邪予防にもってこいです。体を温める効果のあるジンジャーと風邪の引きかけに活躍するエルダーフラワーとのブレンドがおすすめです。

機能的にはティートリーとタイムだけでも十分ですが、レモンのフレッシュなシトラスの香りを加えると、味覚的に受け入れやすくなります。また、レモンには消毒作用があるので、香りだけでなく機能面も活かすことができます。

マウスウォッシュやリップクリームなどのように、口に触れるアイテムを作る場合は、体にやさしく、味覚的に受け入れやすい精油を選ぶとよいと思います。

これからの季節は風邪予防として使えますし、口腔ケア用としても日常使いができるアイテムです。使用後、口の中がとてもスッキリします。口臭予防や歯周病予防も期待できます。

#いい歯のために

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