AC 母
AC(アダルトチルドレン)のMin.です。
母親問題ってACの取り組むべき最大トピックといって過言ではないと思うんですが、私じつは、最近までピンときてなかったんですよね…。
なぜかというと、うちは同居の父方祖母が「劣等感が強くて攻撃性の高い」女性で、つまり常識のある人からしたら「もし周りにいたら一刻も早く離れた方がよい」と判断されるであろうパーソナリティの持ち主だったため、私の関心はもっぱら祖母へ行きがちだったのです。
「おばあちゃんのせいで私は不幸」「おばあちゃんと住んでるからこんな思いしなくちゃいけないんだ」と子どもの頃、よく思っていたのを今でも覚えています。
母は、いつもそんな祖母を甲斐甲斐しくお世話していました。祖母は経度の身体障がいがあったので病院に連れて行ってあげたり、家事もほぼ母がしていました。私はそんな母に対して、「なんでこんな家でていかないの」「なんで私たちを守ってくれないの」と思っていたんですね。祖母のことばかり気にかけ、私の話を聴いてもらえないことが寂しかったんです。そして、「あんな尊敬できない人にこき使われてるお母さんって…」と、内心見下してもいました。
そしてなにより、母が「楽しくなさそう」「幸せじゃなさそう」なのが私は悲しかったんですよね。祖母への怒りの下敷きになって、見えなくなっていましたが…。
幼い私は、思ったことをそのまま言うことで母を守ろうとしました。でも、どうやらそれは逆効果らしい。母は、全然ありがたそうじゃない。むしろ祖母の機嫌を逆なでするため逆効果。最終的に謝らさせられる私…。
盲点だったのは、「母への欲求」は抑圧されすぎて、忘れ去られていたこと。怒りの矛先は祖母にだけ向かい、母と私の関係はおざなりになっていました。
理不尽だと思いつつその気持ちを消化できなかった私は心を閉ざすようになり、「私の気持ちはだれもわかってくれない」と拗ねてしまったんですね。
そして、現在。
30歳を過ぎ、あの時に背負った精神的負債が人生にのしかかってきました。
最近は、子どもの頃に心の一番奥深くに抑圧した気持ちがどんどんあふれ出てきて、感情の渦に飲み込まれること多々あり、です。
これも進歩。ひとつひとつ、向き合っていきます。
Min.
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