天然は天才を超えるのか?
【ごあいさつ】
ご覧くださりありがとうございます!
はじめまして、執筆担当のブリキです。
私は自分が発達障害ASDではなかろうかという疑心を抱きつつも何とか社会適応しながら生きている人間です。
そんな私にも、ありがたいことに愛する家族がいます。夫、私、長女、次女の構成です。
この家族は、偶然にも”オズの魔法使い”に登場するキャラクターを寄せ集めたような集団となっております。
夫:ライオン 小心者だから勇気が欲しい
私:ブリキ 心に温もりを取り戻したい
長女:かかし 聡明な脳みそが欲しい
次女:ドロシー 自由が欲しい
このアカウントは、そんなオズ家族のクスッと笑える日常の小話やら、美術を題材とした素敵な小話(ブリキは絵画好きなの)また、生きていれば避けては通れない喜怒哀楽エピソード、そして、只今シリーズ化を構想中の主婦目線【スーパーの片隅】などを投稿していきます。
みなさまがほっと一息つけて、読んでいただいたあと心に手土産のようなものをお届けできるコンテンツとなるよう、真面目にコツコツ取り組んでまいります。
るそーの母、是非ともよろしくお願いします!
それでは、記念すべき第一回目の投稿です!
【天然は天才を超えるのか】
みなさま、アンリ・ルソーという画家を知っていますか?
彼は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの素朴派といわれる画家です。パリ市の税関の職員として勤務しながら、仕事の余暇に絵を描いていたという、いわゆる「日曜画家」であったことでも知られています。
ルソーは自分を“偉大なる画家”であると信じて疑わなかった超ポジティブなマインドの持ち主であったと思われます。ちなみに、私はアンリ・ルソーが大好きなんですけど、そんな私でもルソーの絵が上手いかと聞かれると返答に困ります。
実際に、ルソーが画家として夢を膨らませ精力的に活動していた頃、ルソーの絵は批評家たちから嘲笑の的にされていたのです。しかし、ピカソなどの一部の目利きの画家たちからは、ルソーの絵は非常に高く評価されていたのです。
ピカソと聞くと、目鼻口があちこちと多方面に向いている個性的な絵を描く画家として記憶さてている方が多いとは思いますが、ピカソは幼い頃から美術教師であった父のもとで絵画を学び、早くから芸術的才能を開花させた人です。
ピカソはもともと、美術として高い技法を習得したと分かる上手な絵を描いていた画家です。その後、好奇心旺盛なピカソは青の時代からはじまり作風がめまぐるしく変化し、後にキュビスムを創出させました。
そんな神童のようなピカソは、幼い頃からも芸術的才能を育む環境には恵まれていたと思います。しかし、ピカソはそんなアカデミー的な退屈な場所からは自ら抜け出した人です。
一方、ルソーはというと、仕事の合間に日曜画家として独学で絵を描いていた人ですから、アカデミックな技法の上手い絵を描くことなんて出来ないのも当然です。
でもね、絵って何をもって素晴らしいと言うのでしょうか?
ここからは私の見解ですが、ルソーの絵には味があるんですよね。色彩感覚においては抜群にセンスが光っていると思います。ルソーに限らず、その人にしか描けない絵って本当に素敵ですよね。
世間一般に上手といわれる絵というものは、美術学校などで技法を習得すればある程度描けます。しかし、画家が本来もっている独自のセンスのようなものって、真似しようとしても出来るものではないと思うのです。
さて、このアカウント名の“るそーの母”ですが、ここまでお読みいただけたのなら、おそらく画家アンリ・ルソーのことだろうとお気づきでしょう。しかし、もちろん私はルソーの母ではありませんから、ルソーにある人物をかけています。それが我が家の長女、かかしです。
アンリ・ルソーが自分を“偉大なる画家”だと信じて疑わなかったという話をしましたが、私の長女もルソーと同じ人種ではなかろうかと思うのです。
この長女、中学生の頃から役者というものを志し、自分の未来はきっと役者として世の中で活躍していることだろうと信じて疑いません。アマチュア劇団に入って舞台経験を積んだり、演劇のオーディションを受けたり、ボイストレーニングなどいろいろやってきております。そんな長女の夢を追うという純粋な想いが、私の中で画家アンリ・ルソーと重なったのです。
このアカウント名は、長女とルソーの融合で生まれました。そして、生みの母である私自身は、文章を書くことが純粋に好きということもあり、普通に暮らしていれば出会うことのない誰かとつながるきっかけとなればいいなと思い、このnoteを始めることにしました。
ということで、今回は画家アンリ・ルソーの特筆と併せて、投稿を始めたきっかけをお話させていただきました。
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
では、またね(^^)/
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