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テプラとわたし
テプラって憧れませんか?
可愛いラベル、ひたすら作りたい。
そんな気持ちになったことはないですか。
たぶん、小学生の頃から憧れている。
家電量販店へ行くと
ラベルプリンターたちの横を通る時
「あぁ、いいなぁ」って毎度思う。
昔、学校や職場で触った時は
かたい文字だけを打つ味気ないものだった。
それじゃラベルプリント欲は満たされないや。
まわりを見回して、
私にはラベルを貼る必要のある場所なんて無い。
だからテプラを持っていないのかな。
…大抵の日常にわざわざラベルプリンター要らんくないか?
好きな言葉とか
家族、友人の誕生日とか
手帳にぺたぺたしたり。
好きにすりゃいいよね。
もう一度くるりと見回して
今すでに私は
あってもなくてもいいものに
満たされていた。
たぶん、だいたいそう。
必要最低限ってきっと
めちゃくちゃシンプルだから。
こんな必要ないよね?って思うことに
ときめくものは潜んでますよね。
手書きで済むことを
わざわざラベリングしたいよ。
ね。
そう言ってやっぱり
横を通り過ぎちゃうんだけど。
私がテプラを持つに値しない人間ではないぞ
ってことは
わかっておこう。
幕