3年日記の3年目を書いている。 今日の日記を書く度、 同じ日の去年と一昨年の日記が目に入る。 去年の今頃はもうこたつを出していたらしい。 今年はまだ「出すべきか?」と考えもしていない。 それは 去年より暖かいからか、 去年までと違う土地にいるからなのか。 私は数ヶ月前に引越しをした。 地元より気候が暖かいとは別段感じないが、 降雪は少ないらしい。 ここで暮らして数ヶ月、 「帰りたい」と思ってばかりいる自分がいる。 引越しも行き先も自分で決めたことではないが、 地元
どれだけ知名度のあるものでも 同じもののファンはなかなか身近にいない。 音楽も本もたいてい1人で楽しんできた。 不満はないが、もっと誰かと話せたらいいなと思うことはある。 先日、某人気バレーボール漫画を読んだ。 私はスポーツ漫画をほとんど読まないので、 これは珍しいことである。 仲の良い友人にこの漫画が大好きな子がいて、その子の口から 「面白いよ!おすすめだよ!」 と聞くたびに 「面白いんだろうねぇ」 と、気の無い返事をすることをもう何年も繰り返してきた。 それでな
最近、夢で人と会う 最近めっきり会っていない人と会う 会う人は、別の友人と「あの子どうしてるかな」と話していた人が多い 「最近どう?」と私は夢の中で聞いている 相手は答える その具体的な返答も私の夢の中のつくりごとだったんだ 朝起きて少しさみしく思う 本当の返答が聞きたい 今朝の夢では 車で遠出した先から、電車で帰り、 車を取りに行くためまた戻る という夢を見た 戻るための電車待ちで目が覚めた 目覚めて、 (あぁ家に帰り着きたかったな) と思った 家で誰かが私の帰
なんやら、もっちゃりとしたお米の炊き具合に 水量の加減を考える11月5日。 note.で『うちの積読を紹介する』というタグをみつけたので、ちょっと紹介してみようと思います。 「ナイン・ストーリーズ」 「ロゴスと巻貝」 「プロジェクト・ヘイル・メアリー(下)」 どれもいっさい手をつけていないものではなく、 途中まで読んであるものです。 あ、読みかけ放置でも積読でいいのかしら? いいとします。 上2冊は短編集とエッセイ集なので、 1編1編大切に 少しずつ読んでいます。 「
明るいものより やさしいものが好き と思う 今日は新月らしい 身体がずっしりと重いのはその影響だろうか 窓の外を見ると雲が多い空 天気や気温の変化が大きいと体調を崩しやすいから、そのせいだろうか どちらにせよこの重みのワケを 空模様のせいにしたがっています 空で理由付けをするとき、 空のことは責めてない 生態系のように 在るように在るだけ と思える だから、仕事のせいだとか睡眠の質のせいだとか 考えるより 精神的には楽だったりします いつもより一段とやる気の出な
「所作が上品ですね。」と言われた。 一昨日。 勤務先でそう言われるのは初めてではない。 悪いことではないと思うので嬉しい。 また、そのように捉えていただけて有難い。 けれど普段の自分の動きなど俯瞰することはできないので、言われても「どこが、どう?こんな私が?」といつも疑問に思う。 仕事中の自分をビデオ撮影して見てみたいけど それは、ちょっと、所作以前にいろいろ気になって見ていられる自信がない。 鏡で自分の姿を見ることはできても 動く自分の横顔や後ろ姿はほとんど知らない
手書き文字について記事を書かれている方が 幾人かいらっしゃったので、 私も触発されて文字を載せてみました。 丸っこいとよく言われます。 あらあら、ふんふんと、見てくださった方が 自由に思って、ちょっと暇つぶしになればよいです。 文字から人柄、出るのだろうな こうだろう!と言葉にするのは難しくとも。 人の文字って見ちゃう。 どんなペンを選んで書いているかよりずっと気になる。 それはやっぱり私たちは 文字に何かしらを感じとってるから なのだろうな。 そういえば 上司(女性
花かんむりを作る。 猫ふんじゃったを弾く。 まわりの子達にできることが 私にはできなかった。 今でも不思議だ。 花かんむりはまだわかる けれど、どうしてあの頃、猫ふんじゃったを弾ける子が多かったのだろう。 どこでどう、当たり前のように覚えてきていたのだろう。 すっかり大人になってから、 友人に「ミサンガを作ろう」と誘われた。 推しのイメージカラーで作りたいのだと言う。 楽しそうなので誘いにのった。 当日、私が「ミサンガの作り方を知らない」と言うと友人は驚いていた。 「中
映画「PERFECT DAYS」を3回観た。 役所広司さん演じる主人公の男性は 台詞があまり多くない 言葉少なにただ生活をおくるその姿は 不思議とずっと見ていられる 惹かれるものがある 演じているにはあまりにも自然体で 一般人の佇まいにはあまりにも豊かで、美しくて 映画の中、男性は毎日ルーティンをこなす 仕事をして、いつも同じお店に行く そんな彼が物語の終盤で 「何も変わらないなんて、そんな馬鹿な話ありませんよ」 と言う 日々を丁寧になぞるような彼から発せられたことが、
助手席に座ったら秋を感じた。 夏のこもった熱気が無い。 すぐにでもエンジンをかけて、エアコンをごうごうと効かせなくても平気だった。 玄関を開けて感じる涼しい風よりずっと 身に染みる秋の空気だった。 この頃の秋は短い。 もう10月だというのに まだ昼間は半袖で過ごせてしまう。 それでも朝晩は随分涼しくなった。 ながい夏の余韻の中で ひとつひとつ秋らしさを拾っていくのは ちょっと楽しい。 ちいさい秋みつけた♪という歌があるのも うなずける。 秋はみつけるとうれしい。
初めて入る図書館とは なぜこんなに心が踊るのか 建物の重厚感と解放感 古い本 新しい本 本屋ではなかなか見かけない、専門書 そのどれにも心くすぐられる どの図書館もこの世のすべての本は並べられていない 何が無くて何が有るのか それを見るのも面白い もちろん新しい本との出会いはたまらない けれど、再会もまたとても嬉しいもので 図書館には少しだが漫画を置いている施設もある 図書館にある漫画には、他のジャンルの本よりも「ここに置いても遜色ない、選び抜かれた作品たち」という印
先日、古民家カフェへ行った。 古い民家を使った店内には本棚や蓄音機が置かれ、趣のある素敵な空間が作られていた。 私と友人が通された席は縁側のロッキングチェアだった。 窓の外には柿の木があり、木漏れ日を浴びながらロッキングチェアに揺られる。 注文したスコーンもコーヒーも美味しい。 店主の笑顔も素敵。 あぁ、なんとも贅沢な時間。 そんなカフェで一番印象に残ったものがある。 メニューだ。 そのカフェのメニューは原稿用紙だった。 ハードカバーの冊子を開くと、学生の頃読書感想文
少し前まで悪口をよく聞く環境にいた 不満や愚痴ではなく、相手を馬鹿にしている言葉を並べたものだ 誰かを見下したその会話が大嫌いで、 離れることができてよかったこの頃 新しい環境で厳しい言葉をかけられたつい先日 とにかく文句を言いたいだけでは?と 言いたくなるくらい日に何度も頭を下げた先日 厳しいその人が去った後、 「今の言い方、キツいよね。」 と言ってくれる人がいた。 どれだけうれしかったか ここ数日ひとりでモヤモヤとしていた事が、 たったひとりの共感でしゅーしゅーと
私は邦楽以外をあまり聴かない 外国語がわからないから 流行りの洋楽を「ららら…」と口ずさむことはあるけれど、好きだと言えない 何を言っているのかわからないから 英語で歌う邦楽アーティストも和訳を読んでから好きだと言うようになった 歌詞の言葉を聞き取りたいと思う だってそれが歌に込められた想いだから それを受けとって初めて、ちゃんと「聴けた」ことになると思う 自分は歌に対してそう考えていたし、受け取れる、感じられることを素敵だと思っていた 少し前、後輩が言っていた 「言
小さな朗読劇を観た 舞台も客席も無い 小さな劇 観客と役者の距離は3、4mほどで こんなに近くで演技をする役者さんを見るのは初めてだった まず、舞台というもの自体あまり縁がないので それはそれは新鮮だった カメラワークがない 劇場は、どこから観るか、自分がどこを見るかで映るシーンが変化する ドラマのように話している人物にカメラが寄ることがない ただそばで立ち尽くす人を見ていてもいい 席によっても見える役者の角度が違う その日私は上手側から劇を観ていた 舞台袖にきえて
久しぶりに会えた友人と3時間以上話して 帰り、体がとても重かった なんなら翌日も重かった 近況報告し合って そこそこ笑って とりとめのない話をして 美味しいものを食べた 友人と別れてから、 言えなかったことや 言わなくてもよかったことばかり数えた そんな自分が貧しく思えて 友人の笑顔を思い出す 笑ってくれたなぁ と考える たのしかった のは、確かなのだ 私、彼女から何を聞きたかったんだろう 家庭、マイホーム、子ども、仕事 プライベートな話ができる子は大切だ 有意