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【商標権を取るまでの話①】ブランド名への譲れない想い

ゆーーっくりですが、着々と年内に絵本屋をOPENできるように準備を進めています。コンセプトやなぜ絵本屋をやりたいと思ったのかについては、追ってnoteにじっくり書きたいと思います。

今回は、「商標」について。

一言。取得するのめっちゃ大変・・・・・・・!!!!!!!

まだ取得はできていないですが、これまで既に経験している大変なことや、ここは注意しないといけないことなど、過程を全て書いておきます。

もしいま、自分で何かブランドを立ち上げようと思っている
もしくは、商標を取ろうか悩んでいる方は
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

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「絵本屋のロゴマーク、商標とか取らなくていいの?」という、母の一言から全ては始まりました。

「商標?特許に似ているなぁ、よくわからん。」というのが私の最初の感想。とりあえず専門の機関に聞いてみるかと思ったのですが、どこに連絡をすれば良いかわからず、国の特許庁へ電話(笑)すると、私が住んでいる都道府県に設置してある、商標に特化した専門機関を案内してもらいました。(おそらく、どの都道府県もあると思います。)

そして、専門機関の担当の方と無事繋がることができました。(商標の取得まで、全て無料でサポートしてくれます)

ここからが、想像の100倍、大変でした。

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まず「そもそも、商標って取った方がいいのか?」担当の方に聞いてみたところ、返ってきた答えはこんな感じ。

「ブランドの認知度が上がってきてから、第三者にあなたのブランドのロゴマークを商標権登録されてしまうんですよ。そしてその第三者は、あなたに『うちが商標権を取ったのだから、ブランドを今すぐ畳んでくれ。それが嫌なら、商標権を買い取ってくれ』と、言ってくるんです」

え。うそだ。そんなことある・・?と思ったのですが、こういった悪質な詐欺まがいのことが、沢山起きているそうです。

わたし自身、個人の楽しみのためにやる小さいブランドだし、「商標権取得」なんて、そんな大袈裟なことしなくてもいいよね。と思っていたのですが、この話を聞いてから「絶対にそんなトラブル嫌だ!!!!!」と思い立ち、商標権取得に向けて、頑張ることにしました。

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商標とは、"自社の取り扱う商品を他社の商品と区別するために使用するマーク"のこと。つまり、「他社との差別化」が権利を認めてもらう上で一番重要なんですね。

わかってはいるのですが、私自身がずーーーっと思い描いていた絵本屋のネーミングが、それはそれは一般的によく使われる言葉(笑)英語で一単語なのですが、凄く有名な言葉すぎる。

担当の方に言ってみたところ「それは絶対、無理ですね」とすぐ返ってきました。なぜなら、その言葉を使って同じようなサービスをしている会社が既にあるから。一般的、かつ有名な言葉すぎて、既にもう使われてしまっているんですよね。

でも、こっちとしても、譲れない訳ですよ本当に。。。「他社がどうとか関係ないし、私はこんなコンセプトで絵本屋をやりたいんだよ・・・!!!その為には、どうしてもこのネーミングでないと駄目なんだよ・・!」と、心の中で炎が燃えたぎります。

でも、答えはNO(泣)

商標を登録する上で、審査官がそのロゴマークの何をみているかというと以下3つ。

①呼び名
②外観
③観念

この3点をもって、お客さんに与える印象や記憶など全体的に考慮しながら、他社と同じでないか?審査が進んでいきます。

この中でも①の「呼び名」がとても重要とのこと。わたしの場合、この「呼び名」がかなり一般的すぎて、差別化ができない

これが一番の問題でした。

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どうすれば良いか?

どうしてもその一般的な「一単語」を使いたいのなら、その「一単語」の前後に、何か別の単語や言葉をつけるしかない、とのこと。

まじか・・・・泣 ごちゃごちゃ長すぎてもブランド名として嫌なんだけどな。でもコンセプト通りにいくと、その単語を絶対に使いたい・・。というジレンマに陥りました。


ここから、「ブランド名」迷子の日々に突入していきます。そして、ある弁理士の方と出会い、けちょんけちょんに心をへし折られる出来事を経験していきます・・(笑)

長くなりそうなので、今回はここまで。

次回、打開策を見つけるまでの苦難の日々と
心をへし折られた出来事について、書いていこうと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました☺︎





















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