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私の部屋①
「自分の部屋の状態は、その人の心の中を反映している可能性があります。」
上記はAIによる概要です。
私は今自室のベッドにいます。部屋を見渡してみましょう。
床には散乱する薬、薬の袋、カラ、
未開封のマフラー、ひっくり返ったぬいぐるみ。
デスクの上にはブランケット、バッグ、フィギュアなどが積みあがり、作業をする余白無し。
ついでにカーテンにはカメムシがくっついています。
何の知識も無い私が適当に読み解くと
「心の中には整理しきれていない事柄、取捨選択を放棄している事柄がいくつかあり、少し荒んでいる~カメムシを添えて~」 といったところでしょうか。
綺麗好きには発狂されるかもしれない現在の自室ですが、私のなかではかなり片付いている方です。
今回はめちゃくちゃだった過去の私の部屋について書きます。
実家に住んでいた頃、私は洞窟のような部屋に生息していました。
宿泊業を営んでいたため陽のあたるスペースはすべて客用に割り当てられ、結果的に家族のスペースは隅に追いやられたかたちです。
立地的にも隣家と後ろの家に余白無く直角に囲まれており、その直角の頂点に位置する私の部屋は一切日が差さず、風も通らず、昼だというのに電気が必要な暗い部屋でした。
客室の掃除は水滴ひとつ、髪の毛1本残すなと叱責されたものですが、家族のスペースは物心ついた時からゴミ屋敷でした。
誰一人几帳面な人間がおらず、かつ商売はいつでも人と金が足りず、すべてにおいて余裕が無かったのだと思います。
私ときょうだいの部屋はと言うと、二段ベッドに学習机が二台と本棚が一基。8帖ほどの空間はそれだけで隙間がありませんでした。
二段ベッド上段へは学習机に登って到達、ベッド下段へは二台の学習机の隙間から入り込む…という極小ダンジョン。
物を置く余地など無いので学習机の引き出しにあらゆるものが詰め込まれ、机の上にも服などが積み上がり学習など不可能、それぞれのベッドにも服や雑貨がぎっちりと並び、私たちはその隙間で眠りました。
5歩ぶんほど空いていた床には週刊マンガが踏み固められ地層のようになっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1730551841-Owsv9Va4dUjmBnXfhlHYFZWQ.png?width=1200)
一瞬でも絵画教室に通っていた人間が描く間取りとは思えませんね。しかも現職設計ですよ、世界は信じられないことばかり。
長くなってしまったので次回に続きます。