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ままならない人生も、君となら。

こんばんは。
あなたに届けたい本を紹介するりぃです。

女の友情はもろい
なんて言うけれど、やっぱり女同士の結びつきってすごい!

そんな女性たちの関係性を描いた作品を3作品紹介します。

薫子は編集者、満里子は美容部員、咲子はピアノ教師、由香子は専業主婦。女子校時代からの仲良し4人組が30歳を目前にして、恋に迷い仕事に悩みながらも友情の絆で乗り越えていく連作集。咲子が花火大会で一目惚れした時、由香子がネット・バッシングでへこんだ時、満里子に恋敵が現れた時、薫子が仕事をなげそうになった時、いつも美味しい食べ物が解決の鍵になる――

Amazonより引用

親友って不思議な存在ですよね。

大好きなのに、相手に対してちょっぴり嫉妬したり、憧れたり、羨んだり。
自分と比べて落ち込んだり。
自分がいろんなことが上手く行かないときに親友が上手くいっているとちょっと焦ったり。(これは女性特有なのかしら?わたしだけ?笑)
女性同士、そして30歳目前という微妙な関係性の描写が上手いところがさすがの柚木さんです!

タイプは違うけど、みんながみんなお互いを想い合って支え合う姿に元気をもらえます。

今まで、親友に対してネガティブな感情を持っちゃダメだ…と思ってきたけれど、この4人みたいに、それを前向きなパワーに変えられるなら、それも悪くないかも、なんて思いました。

人生の豊かさと良い友人に恵まれることはイコールかもしれません。

どこでもいい。いつでもいい。

一緒に行こう。旅に出よう。

人生を、もっと足掻こうーー。

恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。

ともに秘湯に入り、名物を堪能し、
花や月を愛でに日本全国駆け巡る、
女ふたりの気ままな旅。

気がつけば、四十路になり、五十代も始まり……。

人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい。心に灯がともる六つの旅物語。

Amazonより引用

大切な友人と一緒に年を重ねていくって、なんて心強いんだろう!
と思わせてくれる大好きな一冊!

わたしにも高校時代からの大切な友人がいて、若いころは毎年海外旅行に行ってたなぁ。

それを楽しみに仕事も恋も頑張れた!笑

今はみんな子育て中でなかなか旅行には行けなくなってしまったけど、年に数回は必ず会って近況報告しています。

また、みんなで旅行に行きたいね、って言いながら。
それがとてつもなく幸せなことだって再確認させてもらいました。

きっとこれから子どもの成長に伴う悩みや親の介護など、いろんなことが起こるんだろうと思う。

だけど、心強い友人たちと一緒に乗り越えていきたいと思いました。

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった――

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。

彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。

どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

――二人が出会った、たった一つの運命

切なくも美しい、四半世紀の物語――

Amazonより引用

こちらは余韻が…とにかくすごい作品です。
まさに運命の人同士だった結珠と果遠。
親友とも恋人とも違う、もっといびつでもっと深い、2人の関係と運命に目が離せなくなり読む手が止まりませんでした。

生きる世界がまったく違った2人。
だけど、母親に抱く複雑な感情を出逢った瞬間に感じ取った2人。

ラストはわたしの想像とは違うもので、でもこのラストだったから、この作品はこれからもずっとわたしの心に残り続ける気がしています。

子どもの頃は、自分では何も選べなかった。
だけど、今は違う。
そんなメッセージを受け取りました。

気になる作品はありましたか?

では、また。


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さくら りえ@本を365日読むライター
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