前島聡

写真家兼アートディレクターとして2022年個人事業主として開業 写真のこと、デザインのこと、備忘録としてまとめていきます

前島聡

写真家兼アートディレクターとして2022年個人事業主として開業 写真のこと、デザインのこと、備忘録としてまとめていきます

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改めまして、はろーわーるど

自分は何者か、よく分からないまま大人になってしまいました。 noteには自分の仕事に対する考え方や、写真のこと、デザインのこと、生き方のことなど、備忘録的に書き溜めていこうと思います。 もしお気に留めていただければ幸いです。 次っ 自己紹介(第1幕) 1987年生。小中高と特に何をしたいか分からずぼーっと生きてきました。好きだったものといえば、音楽とカメラとスラムダンク。 高校時代に親元を離れ一人暮らしをしたく、実家から約100kmほど離れた高校へ通う。 大学進学を機

    • 撮れない時、の意味

      数ヶ月、 言葉にすると一瞬だが、以前の更新から大分月日が経っておりました。 昨年の晩秋から壮絶なスランプに陥り、一度はカメラを置こうとさえ考えたわけです。 早いものでもう直ぐ初夏を迎える今日まで、時計は進んでしまいました。 この間はというと、仕事では相変わらず撮影をしておりました。が、普段はなかなかカメラを持って「さぁ、撮りにいくか」ということはほとんどなく過ごしておりました。 そんなところで、この半年とちょっとの間、持て余した時間を使い考えていたことを、備忘録的にまとめて

      • 写真を嫌いになりたくなくて

        前回の投稿からかなり時間が空いてしまいました。 2024年が始まり1週間ほどが経ちましたが新年早々、胸を締め付けるニュースが数多く飛び込んできましたね。 自分にできることをして、今は被災された方、被害に遭われた方が一日でも早く安寧に暮らせる日が来ることを祈っております。 写真スランプになった 昨年の中盤以降、過去最大級の写真スランプに陥り、全く写真を撮れない日もあるほどでした。カメラを持って外に出ても、何にも向ける気持ちになれない。シャッターを切ることができない。そんな状

        • どうしても撮れない時は、ある。

          今回はここ数ヶ月、自身を襲った壮大なスランプについての備忘録となります。整理のために書き出す雑記が、同じ悩みを抱える誰かの参考になれば光栄至極です。 たまに訪れるスランプ期 写真を続けていると、どのタイミングかは分からないが「撮れない時期」というものが訪れる。僕の場合、今回は約2年ぶりくらいだった。 中には、毎日撮っていないとおかしくなる、という人もいるのだろう。 僕も基本的には毎日カメラを持ち、ここ2年ほどは1日も欠かさず撮影を行なっていた。 時たま訪れる、小さなスラ

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        改めまして、はろーわーるど

          写真が上手くなりたい、と思う価値は

          上手い写真って僕はよく、写真はスポーツなどと同じで、反復が重要だということを後輩によく話している。 写真を始めたばかりの時は、とにかく1枚でも多く写真を撮ることが重要であり、数に勝るものは無いと思っている。そうしてしばらく写真を撮ることに取り組んでいれば、自ずと写真を撮る技術は向上する。 ここでいう技術とは、構図力や反応力、機材操作の習熟度のことである。 SNSでは「この写真上手い」「綺麗な写真」「素敵な景色」といったようなコメントが散見している。 これらの写真を撮った方

          写真が上手くなりたい、と思う価値は

          そろそろα7について語ろう

          お盆が過ぎ、そろそろ夏も終わりに向かっている気配をうっすら感じ始める今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか? 今回もまた、雑記のような形でタイトルにもした「SONYのα7」について、2023年の今思うことを書き留めていきたいと思います。 仕事でも使ってます(マジ) 僕は初代α7を未だに仕事の現場でも使用しています。仕事仲間からは、もはや狂気を感じるとまで言われていますが、自分的には全然アリなのでいたって正気です。(かねてから、僕は初代αシリーズのファンだということを公

          そろそろα7について語ろう

          好きな画角(というかレンズ)の話

          みなさん、好きなレンズは何mmでしょうか?ズームでも単焦点でも、お気に入りの画角というものが、誰でも恐らくあるかと思います。 今回は、普段撮影をする時に「自分の好きな画角がはっきりしているといいよね」という話です。 好きな画角は? 当たり前ですが、好きな画角は人それぞれ。今回の記事を書こうと思ったのは、食事の席で好きな画角の話になり、4人中4人がバラバラだったという体験が元になっています。私以外の3人の好きな画角は↓こんな感じ。 ()内は普段よく使うレンズの種類 A氏:

          好きな画角(というかレンズ)の話

          フィルムカメラは生きている

          スマホやデジカメでの撮影が当たり前のようになって大分経ちますね。フィルムにお金をかけて、わざわざ撮影するのは写真好きの人種くらいとなってしまって久しいですが、僕のコンタックスRXは今日も元気です。 ということで、今日はフィルムカメラはまだまだ生きているというお話。 なぜフィルムカメラを使う? 以前の記事でレンズを大量に整理したというお話をさせていただきましたが、かつては20本以上あったレンズが、今は8本となってしまいました。それに呼応するかのように、ボディの断捨離もここ

          フィルムカメラは生きている

          写真が上達するとは何か?

          カメラをはじめる、即ち写真を意識的に撮り始めると、必ず訪れるのが「My機材ブーム」だろう。導入期〜成長期〜成熟期へと向かうにつれて、扱う機材の種類や幅、被写体も大きく変化することがある。 特に成長期に差し掛かった頃は、より興味深い機材、被写体を求め、日々が楽しくなる反面、ふと頭をよぎるのが「どうやったら写真がもっと上手くなるのか」ということではないだろうか。 今回は、拙い私程度の知見を大いに織り交ぜながら、どうすれば写真が上達するのか、そもそも、写真が上達するとは一体何なの

          写真が上達するとは何か?

          レンズを大量に整理したはなし

          皆さんレンズは何本くらい持っていますか?多い人だと数十本という方もいらっしゃるかもしれないですね。100本以上持っている、という方には今まで1人しか出会ったことがないですが、50~60本くらいという方は何人かいて、その度に驚いたものです。 私はフォトグラファーとして仕事をしていますが、かなり手持ちレンズは少ない部類だと、自負しております。 今日はその辺を踏まえて、カメラレンズについての考えをまとめられればと思います。またもや散文的な感じになりそうなので、最後までお付き合いい

          レンズを大量に整理したはなし

          「上手い」は「良い」とイコールなのか?

          今回は(今回も?)仕事ベースではなく、写真表現ベースでの話。またまた雑記的に、ツラツラと思ったことを書き記しておくだけなので、お付き合いいただければ幸いです。 写真を始めて間もないころは、とにかく撮ることが楽しくて日常の些細なものを記録しまくった経験はないだろうか? 道端の草に当たる光、信号機が作り出す影、車のフォルム、階段下の薄暗い世界などなど・・・ そうこうしているうちに、他の人がどんな写真を撮っているのか、ということも気になり出してくる。 (今の時代、多くの人がSN

          「上手い」は「良い」とイコールなのか?

          カメラ好き?それって・・・

          写真界隈にいると最新機種が出ると、やたら機材の話をしてくる方がいます。Z8のアレがうんたらかんたら〜、EOS R6mark2の云々〜、はい。 ということで、あなたが好きなのはカメラ(機材)ですか?という話 機材マウントはある 僕は普段から、初代のSONY αシリーズを愛用している。なぜならば持ち運びが楽で、必要十分な性能があるからだ。発売から10年ほど経つが未だに不具合もなく使えている。 仕事の現場でもほとんどの場合これらの機種で、十分役割を果たしてくれている。 仕事仲

          カメラ好き?それって・・・

          機材に振り回されない

          写真を始めると、新しいボディやレンズが発表されるたびにワクワクしてしまう。僕自身もご多分に漏れず、新製品が出るたびにチェックをしてしまうが、その度に思うことがある。 「あれ?僕が好きなのは機材だっけ?」 ということである。 今回は、そんな思いから派生して「機材に振り回されない」ということについて考えてみた。 なぜ機材が重要なのか? これはメーカー側のマーケティング戦略でもあるが、旧代よりも高性能な機種を発売しなければ、当然売上にはつながらない。なので、こぞって新しいこの機

          機材に振り回されない

          写真"表現”について

          写真撮影のことではないです。 写真を使った表現について、最近思うことを、またもや雑記的な感じで書き留めておきたいと思います。 写真とは 写真史を紐解いてみれば、写真(というかカメラの歴史)は200年近く昔から存在していたこととなる。 1800年代には肖像写真が流行し、陽の光によって生み出される肖像はロマン溢れる技法としてさまざまな撮影手法が編み出された。 日本に写真が伝来したのは、同じく1800年代の長崎。鎖国中の日本では、オランダからもたらされた銀版写真は、蘭学者らによ

          写真"表現”について

          写真で始めるコミュニケーション

          「中学生の職場体験学習を受け入れてくれませんか?」 PTAの方からこんなお話しをいただきました。僕の仕事はフォトグラファーと呼ばれるものであり、当然写真を撮ることがメインの仕事です。 これに並行し、写真撮影を起点にしたクライアントの広告やPR面でのサポートもしています。 はてさて、中学生を相手にどのような学びを提供できるだろうか。 という事をここしばらく考えていたので、それについての雑記的な感じでまとめようと思います。 何を伝えようか このお話しをいただき、真っ先に考え

          写真で始めるコミュニケーション

          rawで撮れば、写真のレベルは上がる

          jpg撮って出しでいくか、rawで撮るかという議論は傍においておき、 今回はrawで撮ってレタッチする前提でのお話。 前談:rawで撮る意味 rawで撮った場合、raw現像が必要になります。そこでは露出やコントラスト、ホワイトバランス、カラーバランスなどあらゆる補正を行えます。 jpgデータでも補正は可能ですが、ラティチュードの幅が全然違うので一旦スルーで。 そして、この手の話をするとき、FUJIのフィルムシュミレーションの話なんかも出てきますが、あれはFUJIが長年かけ

          rawで撮れば、写真のレベルは上がる