詩 青空に思う
あまりにも空が青いから
「またね」と言って去ったあなたを思い出す
追いかけることはしないけど
あまりにも空が青いから
ドーナツの入った紙袋を抱えた昼下がり
あなたを思い出して空っぽになった胸の中
私はひとりだから自由なのか
自由を求めるからひとりなのか
自由は孤独でなければいけないのか
愛情を受け入れる覚悟と
愛情を捧げるだけの心の柔らかさ
私にはそれがないのだろうか
誰かへの愛情と
私の自由は共存できないのだろうか
あまりにも空が青いから
あなたを想って私を思う
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