【詩】 悲跡

色褪せた夜空に 貼り付けた悲しみ
その悲しみも 夜空のように色褪せてゆくのか
色褪せて剥がれる日はくるのか
それとも夜空に紛れて残るのか
朝日に燃やされて消えるのか

なんにせよ 悲しみの跡は残るのだろう

ならば星よ隠して
見えないように 気づかないように
いつかそんな悲しみがあったことすら
忘れるほどの時が経つまで

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