世にも奇妙な物語オタクが選ぶオススメの話
私は昔から世にも奇妙な物語が大好きで毎年春と秋にやるのを楽しみにしていました。個人的に昔の話の方が好みです。
今回は歴代の世にも奇妙な物語で、特に好きな話を紹介します。
美人税
あらすじ
財政がひっ迫する中、日本政府は「美人税」を導入する。美人は男性からご飯をごちそうしてもらったり、他の人が叱られたりする中、優しくされたり、人生において得をしている。だから税金を払えというのである。美しい愛子(佐々木希)の美人税は20%と高額。かさんでいく税金に全く納得がいかない愛子だったが、次第に政府に認定された特別な美人であることに優越感を覚え始める。しかし、「美人税」が思わぬ事態を次々と巻き起こしていく中、窮地に追い込まれた愛子の前にすてきな男性、野々村健一(浦井健治)が現れて…。
感想
主演を演じるのは個人的に顔がタイプすぎる佐々木希さん。
これ以上ないはまり役で、彼女以外に考えられないほど説得力のある美しさでした。
確かに美人は得をする場面が多いなと思いますが、美人税というアイデアが斬新ですごく印象に残っています。
主人公は美人すぎるあまりわざと醜い恰好をしたのが税務署にばれて脱税の容疑で逮捕されてしまいます。刑務所を出た後、美人の価値観がかわり佐々木希が周りからブス呼ばわりされるシーンが面白かったです。
実際に美人税が導入されたら、何を基準に美人だと判断するのか
また近年のSNSで加速しているルッキズムがよりさらに加速しそうだなと感じます。
来世不動産
あらすじ
倒れている一人の男・田中二郎(高橋克実)が目を覚まし立ち上がると、そこは草原だった。辺りには何も見当たらないが、目を凝らしてよく見回すと、ぽつんと1軒の建物が見えた。そこは不動産屋で、田中がそのドアを開けると、中には一人の店員(バカリズム)がいた。“いらっしゃいませ”と田中を迎えた店員は、田中がすでに死んでいることを明かした。さらに、これまでの人生の行いをポイントで換算し、ポイントに応じて来世に魂が宿る体を選べるという。田中は当然、人間を希望するが、それにはポイントが足りないと言われ…。
感想
主人公は来世も人間が良いと希望したが前世での徳が足りず希望が通らないという展開がブラッシュアップライフと似ているなと思ったらどちらもバカリズム脚本なのに気づきました。
セミは7年地下にいて地上にいるのが1週間のため罪を犯す可能性が低いのでおすすめという理屈が面白かったです。
このドラマを見てから来世何がいいかなとか
なりたいものになれるポイントが自分にあるのかなとか考えるようになりました。
相席の恋人
あらすじ
高校時代から付き合っている恋人と結婚することを夢見る主人公。
仕事帰りに喫茶店によるとある老人が相席を申し出る。
老人はここは時間軸のずれた未来の世界で、すずとは婚約者なのだと説明した。自分のことを次々と言い当てていくうちにその老人を徐々に信用していくが…
感想
老人はオムライスにマヨネーズをかけるという変わった食べ方をするのですが、恋人と別れた後に喫茶店で出会った男性も同じ食べ方をしておりその人が運命の人だと気づくシーンがお気に入りで、心がほっこりしました。
墓友
あらすじ
軽部千代美(渡辺えり)は桜の木々が立つ共同墓を購入する。千代美は、その共同墓の隣を購入した伊能夕子(真野響子)をバス停まで傘に入れたことから「墓友」になる。ある日、千代美がビル清掃の仕事をしているところに夕子が現れた。二人は食事をともにするとすっかり意気投合し、千代美は趣味の観劇のことなども夕子に話すのだった。
休日、自宅でくつろいでいる千代美のもとに夕子がやってくる。その夕子の姿に驚く千代美。夕子が着ていたコートが、初対面の時に千代美が着ていたものとまるで同じものだったのだ。さらに、夕子は自分とおそろいの赤いマフラーを千代美に手渡すと、千代美を観劇に誘う。
感想
奇妙というよりゾッとするホラーでした。
主人公が墓友になった相手は友達がおらずどうも距離感がおかしくて
主人公は突き放そうとすると、墓友が暴走しだします。
「私たち墓友でしょ?」というセリフに恐怖を感じました。
自分も相手との距離感には気を付けたいなと感じたドラマです。
みなさんも良かったら見てみて下さい。